韓国への制裁は対韓渡航制限から関係縮小へ進め

 日韓関係の劇的かつ急速な悪化は止められない状況です。韓国の理不尽な対応を見て嫌がらせ的な対抗措置が言われていますが、筋道として朝鮮半島有事の避難を減らす渡航制限からモノ・カネの関係縮小へ進むべきです。現状では韓国にビジネスや観光を含めて常時、何万人もの日本人がいて、突発的な有事の際にこんなに大量で脱出できるか、危ぶまれています。先方の国民感情論で自衛隊による邦人輸送は拒まれるため、綱渡り的な脱出になります。トランプ政権による在韓米軍の撤退・縮小が噂される現状でもあり、有事に韓国からの安全な脱出を保証できない旨、国民に周知して強い渡航制限をまず始めるべきです。韓国から日本への渡航ビザ復活などの「嫌がらせ」よりも実質的で意味がある措置です。

 もう130年も前、1885年(明治18年)に福沢諭吉が「脱亜論」を新聞『時事新報』の社説として書きました。東アジアの二国とは共に歩めないから、国交は保っても実質絶交でよいとしました。先見の明を改めて感じ、抜粋します。

 「例えば支那朝鮮の政府が古風の専制にして法律のたのむ可きものあらざれば西洋の人は日本もまた無法律の国かと疑い」「我国は隣国の開明を待て共にアジアを興すの猶予あるべからず」「悪友を親しむ者は共に悪名を免かるべからず。我れは心においてアジア東方の悪友を謝絶するものなり」

 朝鮮日報日本語版の《強制徴用:「李首相『日本の指導者は反韓感情利用』、文大統領も日本批判」記事への韓国読者コメント》には自国の理不尽さを嘆く声があります。

 《頭がどうかしちゃったんじゃないの? 少女像問題、慰安婦問題、強制徴用問題、ひいては哨戒機問題まで、日本を刺激するなんてどんなやつらだよ? 失政を重ねて言うことがないと「実に胸が痛む。政府が言うことはない」と言い逃れして、その揚げ句、日本を刺激することで(国内)世論を鎮めるずる賢い手段を使っていたやつらが、あらゆる問題を日本に転嫁するのか? 街のごろつきよりも始末の悪い天下の○○どもめ!》

 しかし、義務教育から反日に染まった国民意識の大勢は動かないでしょうし、間違っていても国を支持する国民性なのです。2014年に書いた《奇怪な韓国の闇、民衆は達観する「愚政府・愚役人」》に掲載のグラフと指摘を掲げます。

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 《「たとえ自分の国が間違っている場合でも、国民は自分の国を支持すべきだと思いますか」と質問して「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた合計割合をグラフに示す。韓国は33カ国中で6番目に高く56.7%もある。ロシアが5番目だから前のグラフ『自国の社会における公正さと平等を誇りに思う人の割合』と合わせて、社会正義の実現に疑いがあっても、おらが国家の体面は別とする似通った意識構造のようである。日本は24.7%で欧米並みグループに属す》

 日本のマスメディアには無条件で「とにかく仲良く」志向がありますが、はっきりと「こんな悪友お断り」と言うべき段階に至っています。関税引き上げや戦略物資の輸出規制にはWTOのルール尊重が必要なので拙速はまずいですから、友好国ではないと直ちに意思表示できる方法を提案しました。