韓国MERS対応のズサン、防護服を17日まで着けず

収束が長引く韓国の中東呼吸器症候群(MERS)で26日、聯合ニュースが多くの患者を出したサムスンソウル病院で17日まで防護服を着けないで患者に対応と伝えました。セウォル号事故などのズサン体質そのままです。26日の新たな患者は医師で、同病院の医師感染者は4人になりました。全体の患者数は181人、死者は31人に上っています。

画像

防疫当局による発表日での患者と死者の累計グラフです。サムスンソウル病院での3次感染源になった患者は第485回「朴大統領の訪米に止め刺した大病院の不始末」にあるように、単なる肺炎患者と考えて先月27~29日の3日間も通常の病室に置かれ、院内を自由に動いたとされます。グラフを見てもその後の患者急増に大きく響いた点が見て取れます。

現在はサムスンソウル病院などソウルや周辺の4病院を中心に、4次感染と見られる患者発生が続いています。南に離れた釜山でも散発的に患者が出ています。こうした中で最高レベル医療機関とされるサムスンソウル病院が防護服を17日まで医療スタッフに渡していなかったのは驚きです。「Dレベル」を防疫当局が指示していますから、呼吸まで守る厳重な防護服ではなく皮膚を完全に遮断出来る程度のものです。グラフを見ても17日には患者は160人を超えて、あまりにも遅い配備です。181番目の患者になった医師は防護不十分で患者を診療して感染したと見られます。接触があった医療スタッフ多数の隔離を迫られそうです。

聯合ニュースによると、患者181人のうち医師は7人、これに看護師、介護者などを合わせると病院関連従事者は35人になるといいます。サムスンソウル病院以外でも防護が不十分であった点がうかがえます。第477回「安全になれぬ韓国、手抜き勝手の国民意識が原因」で《韓国の場合は法やルールに従うかどうか誰もが勝手に判断している「5000万総人治」であり、安全になれる方が不思議》と指摘しました。防護服の未着用も勝手な判断があったと見られます。