8日は黄砂込み要注意:中国重篤スモッグ来襲

中国西部で5日、広い範囲で黄砂が大量発生しました。北京などで問題になっている大気汚染・重篤スモッグの微粒子PM2.5と一緒になって、8日には日本を襲う見込み。化学反応で有害物質になる恐れがあります。2月末のNHK「クローズアップ現代」などテレビ番組でも指摘された多環芳香族炭化水素で、発ガン性が言われています。今回は東日本にも及ぶのが特徴です。九州大の汚染予測分布動画から日本付近を引用して6日から8日の動きを作成しました。

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6日夕には北京付近にあったスモッグが、7日正午ごろは韓国ソウル一帯を覆い、8日未明には日本海を渡って来ます。これまで九州を中心にPM2.5への注意喚起があった来襲ケースよりも、かなり北に寄っています。関東甲信越に向かっている感じです。8日夕刻には本州全体が覆われてしまいます。

黄砂の発生を伝えているサーチナの《大黄砂発生の瞬間…中国で撮影、日本には8日に到達の見込み》に写真が掲載されています。マイナビニュースの《黄砂の季節到来!PM2.5「越境大気汚染」で日本が危ない》には基本からの解説があり、東京大学大気海洋研究所地球表層圏変動研究センター長の中島映至教授がインタビューでこう答えています。

《最近では韓国や西日本などで黄砂のシーズンになると「ぜんそくになる人」が増えていると言う報告があります。きちんとした統計データがまだないので断定はできませんけれども》《まあ普通に考えれば、これだけ中国の大気が汚染されていて、その汚染物質と同じルートを通って来る「黄砂」がその汚染物質に何も影響されていない、と考える方が不思議でしょう。もっとも10ミクロンよりもずっと小さな砂粒が影響すると言う人もいますから、複数の原因があると思います》

少なくとも呼吸器系が弱い方はPM2.5に対処できるマスクを用意された方が良いと思われます。よく売られている花粉対策のマスクでは対応しません。東日本の人も、九州など西日本だけに影響がある問題と安易に考えない方がいいでしょう。

【参照】「インターネットで読み解く!

『中国は終わった』とメディアはなぜ言わない

第341回「中国発、微粒子大気汚染で国内基準超過が続出」

第343回「中国大気汚染の絶望的な排出源構成と規制遅れ」

第345回「中国で暴露、ぼろぼろの環境行政と水資源管理」