柴田書店『月刊食堂』、商業界『飲食店経営』とライバル誌それぞれの編集長を歴任。外食記者歴三十数年。フードサービス業の取材・執筆、講演、書籍編集などを行う。
記事一覧
- 沖縄発で快進撃「やっぱりステーキ」が東京都港区に出店 DXで生産性を追求
沖縄発「1000円ステーキ」で人気を博し快進撃を続ける「やっぱりステーキ」の75店舗目、東京3店舗目が8月2日、東京都港区にオープンした。同店は初めてDXをふんだんに取り入れている点が注目される。
- 国と都に「要望書」を提出し続ける飲食事業者がつかんだ「うなぎ」のトレンド
飲食業、際コーポレーションの代表、中島武氏はコロナ禍で困窮する飲食業界の救済を求める3回目の要望書を7月12日提出。この"筋を通す”一貫した姿勢は自社の事業に「うなぎ」というトレンドをもたらしている。
- 本日、日本マクドナルド生誕50周年 第1号店は工期「39時間」で出来上がった
本日は日本のマクドナルド生誕50周年である。第1号店となる銀座、三越百貨店1階の店舗は、なんと工事期間が「39時間」で完成した。そこには創業者、藤田田氏の大胆不敵で用意周到な発想があった。
- 宴会需要に頼らない サントリーG外食事業の復興を担う「ニューノーマルな酒場」とは
サントリーグループで外食事業を担うダイナックでは6月22日に新業態の「酒場ダルマ」「感動ボブン」を同時オープン。これまで得意としてきた「オフィス街の宴会」から脱して、さまざまな提案がなされている。
- 飲食デリバリーの世界で急成長する学生起業家のアイデアとは
飲食のデリバリ―はコロナ禍で急速に成長しているが、商品の差別化が進んでいる。中でもドリンクやサラダといった軽飲食を届けるところがその象徴と言える。「デリバリー」という機能の付加価値づくりが注目される。
- 「スシロー」快進撃と「くら寿司」出店強化 回転すし業界に寡占化の兆しあり
大手回転すしチェーンではテイクアウト・デリバリ―、非接触サービスが盛んに展開されているが、これまでの主力である郊外ロードサイドに加えて都市型の店舗を出店するようになり、寡占化が進む傾向が見られる。
- 飲食店経営を圧迫する「家賃」を変動制に コロナ禍のシェフを支援するビジネスモデル誕生
不動産業者が飲食店テナントの家賃を”変動制”にして、これまで固定であったことから経営を圧迫していた要因を解消。若いシェフたちの経営や活動を支援し、街に新しい付加価値をつくるビジネスモデルが誕生した。
- 「宇宙日本食」を3年かけて外食企業が開発、星出彰彦さんとともにISSへ
4月23日、国際宇宙ステーションに向けて宇宙飛行士の星出彰彦さんが地球を出発したが、この度の宇宙食として唯一外食企業が開発した「名古屋コーチン味噌煮」が搭載されている。この開発には3年間を費やした。
- 飲食店の感染対策が進化中 「抗菌済み」はお店選びの最大条件になるか
飲食業界の新型コロナウイルス感染対策が進化を続けている。さまざまな抗菌サービスが台頭し、人気のグルメサイト「Retty」には「抗菌済み」のお店を集めた特集ページも登場した。
- 「スシロー」都心戦略の要、新宿の大型店オープン初日に“一人勝ち”の要因を見た!
コロナ禍でも売上増を果たしている回転すしチェーンの「スシロー」が3月18日に都心戦略の要となる新宿三丁目店をオープンした。同チェーンが強い要因を、筆者がオープン初日の朝一番に訪ねて考えをまとめた。
- 「先祖は名門杜氏」だと知った女性が焼酎プロデューサーに 活動2年半で思うこと
「女性焼酎プロデューサー」の黒瀬暢子氏は、2年半前に「ご先祖は杜氏では?」と指摘されたことから黒瀬杜氏(鹿児島)の末裔(まつえい)であることを知った。以来女性目線で焼酎文化を広げる活動をしている。
- うなぎのファストフード「名代 宇奈とと」に見るコロナ禍の勝ちパターンとは?
うなぎのファストフード「名代 宇奈とと」では、コロナ禍でテイクアウトとデリバリ―に着手し、このノウハウによってライセンス契約店舗を飛躍的に増やした。また、お値打ちキャンペーンメニューを定着させた。
- コロナ禍の居酒屋が「ランチラーメン」で売上をつくる営業支援の仕組みとは?
居酒屋でこれまで営業していなかったランチタイムにラーメン店を営む事例が増えてきた。時短で夜営業が20時までと要請されている中で、この売り方は成果をもたらしている。この仕組みの概要と実施店の動向を紹介。
- 渋谷で盛り上がる「レモンサワー&ホルモン食べ飲み放題」 2店が示す飲食店のこれから
2月16日渋谷に「レモホル酒場」という「レモンサワー&ホルモン」の食べ飲み放題の店がオープンした。渋谷では同じ業態の「ときわ亭」が営業しており大層繁盛している。これらの動向から飲食業の今後を想定する。
- 「やっぱりステーキ」東京2号店がオープン、1000円弁当1000食無料配布に込めた想いとは?
コスパの高い大衆ステーキチェーンの「やっぱりステーキ」東京2号店が2月11日、蒲田にオープン。初日限定で1000円の弁当1000食を無料で提供したが、これは同チェーンの「地元密着主義」に基づくものだ。
- ランチ限定で利益率50%、肉の二郎系「ステーキ五郎」がバズったきっかけとは?
カジュアルレストランを主に首都圏で展開するダイヤモンドダイニングでは、これまで営業をしていなかったランチタイム用のブランド「ステーキ五郎」を開発。バズったことで注目度が高まり可能性が広がった。
- 厨房が5つの専門店に? 来客ゼロでも収益を生む「ゴーストレストラン」の進化形
昨年からのコロナ禍で飲食業界では「VR(バーチャルレストラン)事業」を取り入れて、売上が減少したリアル店舗のほかにもう一つのキャッシュポイントをつくる事例が急速に増えている。その仕組みを解説する。
- コロナ禍の飲食業界に光差す、フェイクミート、ヴィーガンのトレンド
最近、飲食業界でチャレンジングなところではフェイクミートやヴィーガン対応メニューを取り入れているところが増えてきている。これらによって客層が広がり、新しいビジネスチャンスの手応えをつかんでいる。
- 緊急事態宣言で「カニ・すし食べ放題」をはじめた居酒屋経営者の狙い
東京・西新宿にある居酒屋がこの度の緊急事態宣言の期間中に「カニ・すし食べ放題」3500円を開催。この企画の狙いは、商品の売り場に困窮している仲卸を支援し、ひいては生産者も支援する志によるものだ。
- 焼肉食べ放題に配膳ロボットを導入 34歳新社長は「人の力」をどう考えるのか
外食企業の株式会社物語コーポレーション(東証一部上場)では2020年9月、新社長に34歳のプロバー加藤央之氏が就任。就任早々の大きな仕事が配膳・運搬作業にロボットを導入すること。そのビジョンを伺った。
- 居酒屋業界に愛を込めて 2020年に生まれた“新現象”トップ5を解説
コロナ禍で悪影響を被った居酒屋業界だが、それでも2020年を振り返るとさまざまな「進化」が見られた。フードサービス業界記者歴三十数年の筆者が一年間の取材活動からこれらの現象を解説する。
- 「90分宴会」が話題の居酒屋チェーン「すみれ」、キャンペーン連発の狙いと効果
全国に約100店舗を展開する焼き鳥居酒屋チェーン「すみれ」が打ち出した「90分宴会」がコロナ禍のトレンドを捉え注目されている。これに限らずさまざまなキャンペーンを展開して新しい可能性を生み出している。
- コロナ禍でもV字回復した「スシロー」が12月2日から破格のお値打ちフェアを行う狙いとは
コロナ禍にもかかわらず業績をV字回復させた「スシロー」が「超」が付くお値打ち商品のキャンペーンを12月2日から来年2月末まで行う。これでイートインに加えテークアウト需要の獲得も目指す。
- いまどき出店ペースが上がる焼肉店「0秒レモンサワー」、繁盛が続く仕掛けとは
首都圏の飲食街で「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」という焼肉店が出店の勢いを増している。昨年12月に1号店をオープンし現在7店舗、2024年度までに100店舗をめざしているという。
- お客様が経営幹部に?「ステーキのあさくま」が異例の役員総選挙を決めたワケ
外食企業の「あさくま」が来期の新役員の登用をメール会員のお客を含めて「総選挙」の形で行う。同社は会社設立以来70年の歴史があり、ここには同社日ごろの「お客様目線」に立った経営方針を反映されている。