【立憲民主党に暗雲】 山尾志桜里氏の入党を認めるのか

(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

青山氏のセクハラ疑惑に続いて……

 衆院選で公示前の15名が55名になり、躍進モードの立憲民主党。しかし特別国会開会を前に、“暗雲”が立ちこめ始めているようだ。まずは衆院選で当選したばかりの青山雅幸氏を無期限の党員資格停止処分にした。弁護士である青山氏の元女性秘書が週刊誌にセクハラを暴露したためだ。青山氏は静岡1区から出馬して比例復活で当選したが、得票数は3万8531票で惜敗率はわずか39.9%。その低さから早々の議員辞職ということもありえたはずだが、青山氏は枝野幸男代表の東北大学の同窓という関係ゆえに、無期限の党員資格停止処分にとどまったのかもしれない。

 さて報道によると、あの山尾志桜里氏が立憲民主党に参加の意思を固めたようだ。山尾氏といえば、民進党の前原誠司代表が幹事長に抜擢しようとした時、9歳年下の弁護士との“逢瀬”が発覚。「責任をとって」民進党を離党したものの、閉会中でメディアが入りにくい夜の国会内で形だけの“会見”を行い、一切の質問に答えなかった。

「禊はすんだ」のか

 無所属となった山尾氏は愛知7区で自民党の鈴木淳司氏を834票差で破って当選したが、それで禊は済んだといえるのか。「悪名は無名に勝る」というから、不倫疑惑をマスコミが大きく報道した効果ではなかったか。

それに山尾氏は「安倍晋三首相と真っ向から対決した」と、あたかも自分だけが真剣に総理と向き合ったかのように宣伝をしていたが、総理と真剣に対峙した女性議員は他にもいる。辻元清美氏は昔から「総理!総理!」などともっとしつこく追及していたし、共産党の田村智子氏の喰い下がりも安倍首相を相当追い詰めてきた。

その安倍首相が森友学園問題や加計学園問題について、再度審議に応じる意向だ。側近である萩生田光一幹事長代行と官邸で会い、そのように伝えたという。安倍首相がこうした姿勢を示すなら、野党議員も同じく疑惑を晴らさなければならないだろう。山尾氏は自身の疑惑をどう説明するのか。

枝野代表が豹変した?

 さて、立憲民主党は山尾氏の入党を受け入れるのか。

「最近、枝野代表の人相が悪くなったと思わないか」

 ある記者がそう言ってきた。確かに衆院選の時はあんなに生き生きとした枝野氏の表情だが、衆院選の後に開かれた両院議員総会ではあまりいいものではなかった。

「当初は同じ考えの人には広く門戸を開くと言っておきながら、いまでは『永田町の論理には与しない』と閉鎖的になった。これに対し『かつての仲間(無所属の会や民進党)を斬り捨てるのか』との批判が党内からも出ている」(同記者)

では山尾氏の入党希望に、立憲民主党はどのように対応するのか。対処方法を間違えれば、せっかくの勝ち運はたちまち消え去ってしまうだろう。枝野氏の判断が注目される。