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『ターザン』だからズボンはかない?!面白すぎるイケメン俳優、アレクサンダー・スカルスガルド

渥美志保映画ライター
なぜっ?なぜ雪原で、裸で便器なのアレクサンダー!(写真:Splash/アフロ)

今の日本の20~30代は「ターザン」って知ってるのかなあと不安になりますが、そこを押し切って30日に公開する『ターザン REBORN』。

主人公はイギリス人貴族の息子ながら、ある事情からアフリカのジャングルでゴリラに育てられ、「森の王者ターザン」として知られた男ジャック・クレイトン。映画は20世紀初頭を舞台に、大人になって一度は文明社会に戻ったターザンことジャックが、生まれ故郷の危機に再びアフリカに戻るという、アクションあり、ロマンスありの夏らしい超大作です。

この作品で日本の観客に広く知られることになるに違いない、ノーブルなビジュアルとワイルドなボディを持つというターザンにぴったりのイケメン俳優が、アレクサンダー・スカルスガルドです。

イケメンです。イケメンなのですが!それだけじゃないのがこの人。
イケメンです。イケメンなのですが!それだけじゃないのがこの人。

映画通にとってこの名前は、スウェーデンの名優にして性格俳優、ステラン・スカルスガルドの苗字として知られていますが、アレクサンダーはその長男。パパのステランは「怪しい男」を“面白い”から“恐ろしい”まで、様々なバージョンで演じられる素晴らしい俳優ですが、アレックスの存在を知った時は、「あのパパにこんなイケメン息子がいたとは!」とメチャメチャ驚いたものです。

実はステランには現在俳優をやっている息子が4人(アレクサンダー、グスタフ、ヴァルター、ビル)いて、タイプは違えどイケメン揃い。ちなみにアレクサンダーは身長194cm、兄弟たちはほぼ180cm越えという、さすがの北欧系です。

でもって、中でもこのところグイグイきているのがアレクサンダー。ドラマ『トゥルー・ブラッド』のヴァンパイア役でブレイク、『バトルシップ』『メランコリア』などなどに出演し、ついに『ターザン リボーン』で主役に大抜擢。

でもこの人、すごいイケメンなのに、どこか「笑いを欲しがってる」感じがあります。さすがはステランの息子です。個人的にそういうところがメチャメチャ好きです。ちなみに恋人はファッションアイコンとして知られるアレクサ・チャンです。この人を選ぶアレクサ、さすがのセンスです。ほんとに。

今年のMTVムービーアワードでは「僕はターザンだから」とか言いながら、上はタキシードで下はズボンなしでパンツに靴下という、イケメン俳優にあるまじき格好で登場。

共演のサミュエル・L・ジャクソンは失笑、北欧の高貴なビジュアルとぜんぜんマッチしないお笑いネタの唐突に、会場が女子たちの「笑うところ?喜ぶところ?」という戸惑いに包まれているのが、手に取るように分かります。

冒頭の「雪原に裸便器」もそうですが、フェイスブックにはさらにこんなクリスマスカードも!

意味わからんけど面白いぞ、アレクサンダー。北欧の人だからでしょうか、「脱ぎたがり」なのかもしれません。(←偏見)

『ターザン リボーン』では、服の上からでもわかる鍛え上げた身体を惜しげもなく、笑いなしで見せてくれています。彼のマッチョボディだけでおつりがくるくらいの作品ですので、筋肉好きな女子はぜひ劇場に足をお運びくださいませ。

『ターザン REBORN』

公式サイト

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映画ライター

TVドラマ脚本家を経てライターへ。映画、ドラマ、書籍を中心にカルチャー、社会全般のインタビュー、ライティング、コラムなどを手がける。mi-molle、ELLE Japon、Ginger、コスモポリタン日本版、現代ビジネス、デイリー新潮、女性の広場など、紙媒体、web媒体に幅広く執筆。特に韓国の映画、ドラマに多く取材し、釜山国際映画祭には20年以上足を運ぶ。韓国ドラマのポッドキャスト『ハマる韓ドラ』、著書に『大人もハマる韓国ドラマ 推しの50本』。お仕事の依頼は、フェイスブックまでご連絡下さい。

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