2016年のAppleブランドを作り上げている3つの動画を紹介してみる

2016年のApple社は何か違う・・・!?(写真:アフロ)

■イントロダクション

先月の6月13日(日本時間14日午前2時)に、iPhoneで有名なApple社の開発者向けイベント「WWDC 2016」が行なわれたのをご存知の方も多いと思います。その基調講演冒頭に、直前に起きた米国史上最悪の銃撃事件である米フロリダのバーでの多数の死者を出した銃乱射事件についてふれ黙祷したり、ここ数年で、企業として社会との関わりを積極的に開示したり取り組んだりするようになっています。

Apple新製品発表会の影の目玉!? リサイクルロボット「Liam」がイケメンすぎる』という記事でも書きましたが、2016年3月の新商品発表会でも、冒頭で環境配慮の取り組みを行なっていることをアピールしていました。それこそ5年以上前は、こういった活動でさえある種の“秘密主義”で情報公開されていませんでした。

そして先月末には、サンフランシスコで「LGBTプライドパレード」(性的マイノリティの誇りや尊厳を讃えるパレード)が開催されました。世界的にもかなり大規模なイベントで今年もAppleが参加し注目を集めていました。(2015年のパレードの様子は「こちらの動画」で)

Appleは2011年8月の社長交代(スティーブ・ジョブズ→ティム・クック)以降、社会の多様性を積極的にサポートするようになり、LGBT運動にも積極的に取り組んできました。CEOのティム・クック氏自身がゲイであることを公表(2014年10月)しており、その影響も大きいと思われます。

ただ情報開示のレベルが上がったとはいえ、2016年6月現在、いくつかの企業情報コンテンツを日本語化しているだけで、「Inclusion & Diversity」(多様性の受容)などのコンテンツは日本語ローカライズされていません。

もちろん最終的な理由は本人たちしか知り得ないのですが、少なくとも日本語には、「Apple Values」(Appleの取り組み)カテゴリーの、「Education」と「Inclusion & Diversity」というコンテンツがありません。日本でも、性的マイノリティの方々に対する配慮もメディアでよく取り上げられるようになり、今後はローカライズされると思うのですが・・・。

というわけで今回は、2016年に公開されたAppleの社会的側面をPRする動画を紹介します。すべて日本語の字幕がついているApple公式チャンネルのものです。これらは、日本語ローカライズされておりAppleの社会性を理解できるものとなっています。(音声無しでもイメージは掴めると思います)

実は去年の2015年6月に日本語の公式チャンネルが開設されています。もっと前からあったように思ってましたが、ここ数年で、ウェブサイトのCSR(企業の社会的責任)/社会貢献コンテンツや動画などの日本語対応が進んでくれてありがたいです。

■iMessage- 再生可能エネルギー

大切な誰かにiMessageを送るたびに、あなたは地球も大切にしているのです。

■Liam- イノベーションストーリー

製品のライフサイクル全体から製品のあり方を考えることこそ、真のイノベーションです。不要になったiPhoneはLiamが分解します。そうすることで、iPhoneの中の素材は生き続けることができるのです。

■Dillan’s Voice

自閉症受容月間には、ディランのような人たちのストーリーを広く知ってもらう取り組みが行われています。彼の言葉は、みんなの声が届くことが大切だと気づかせてくれます。

■動画で訴求する社会性

これらの活動はAppleだからできるという部分があるのは否定しませんが、日本企業だって上場会社は特にCSR(企業の社会的責任)領域での活動を取り組むようになってきており、動画での活動報告をする企業も増えてます。

例えば、当メディア運営元のYahoo!JAPANも「CSR動画ライブラリー」というコンテンツを作ったり、Yahoo!ニュース内で社会問題を扱ったオリジナル記事を配信したりしています。

CSR支援に関わらせていただいている人間としては、こうやって世界的な企業のトップが社会課題の啓蒙や解決にコミットメントしたりする世の中はとても良いことだと思います。

この傾向が廃れることはないと思うので、良い社会貢献的な動画事例があったら今後も紹介していきたいと思います。

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