子どもアニメを暴力的な内容に加工 YouTube子守りに注意

スマホやタブレット育児のリスクをノルウェー国営局が保護者に向けて注意(写真:アフロ)

2015年のノルウェーでの子どもとメディア調査によると、3~11才の全ての子どもがスマホやタブレットにアクセスしており、11才未満の子どもが最もよく見る動画チャンネルはYouTubeとされている。

英国発の子ども向けアニメ『Peppa Pig(ペッパピッグ)』はノルウェーでも人気がある。

13日、国営放送局NRKは、ノルウェーの子どもたちがYouTubeで好んで見る『ペッパピッグ』のオリジナル作品が、他者により編集・加工され、暴力的な内容となってアップされていると報道。子どものための番犬として機能する現地団体は、YouTubeを子守りにする保護者は注意するように促した。

YouTubeでの手が加えられたペッパピッグは、子どもが親を殺害したり、自傷・自殺行為をするシーンなどが含まれている。

ノルウェーでは子どもを怖がらせたり、子どもを性的な対象とする映画や動画コンテンツの放送が厳しく取り締まられている。

結果、テレビ番組などでホラー映画のCMを日本でのように見ることはまずない。自殺行為を助長させるのではという懸念や、話すことはタブーとされる風潮から、自殺に関する報道は自主規制されている。

地下鉄駅での動画広告で子どもを怖がらせるような広告が流れた場合も、マーケティング倫理に違反しているのではないかと、現地メディアはすぐに疑問視して報道する傾向があり、日本とは異なるカルチャーが根付いている(例:アフテンポステン紙)。

ノルウェー国内の法律や常識で規制できないのが、子どもの子守りとなっているYouTubeだ。国営放送局などは人気のあるアニメが加工されてアップされていることに警報を鳴らす。

一方で、報道記事が紹介されたFacebookのリンク先では、子どもの世話をできていない保護者が注意するべきという意見、加工されたアニメはトラウマにはならないなどと、笑うノルウェー人視聴者の反応も目立った。

Text: Asaki Abumi