海外で働きたい時に注意。日本語でのSNS投稿、ネット翻訳機能で簡単に確認できます

日本語投稿だからとって、安心できない(写真:アフロ)

ノルウェーで職探しのアドバイスを過去に何回か記事にしたことがあるのですが、新しく追加したいことがでてきました。ノルウェーだけではなく、他国でもいえることかと思います。

他国でSNSやブログで日本語発信する際、「その国に住む見知らぬ人には対面では言っていなかったであろう」内容であれば、投稿ボタンを押す前に一息、せめて1日はおいてみてください。

その発言、ネットの翻訳機能を使って、ワンクリックで内容を予測することができます。

翻訳機能の結果がおかしくとも、日本語がわかる人に聞いて内容を確認することも簡単です(意外とどの業種にも、日本語がわかる人は探せばいます)。

もし「カフェで友達に話している感覚」であれば注意。SNSやネットで発言するということは、拡声器で公の場で叫んでいるのと同じです。

その発言、滞在許可証やビザの書類を審査する移民局のスタッフ、友人、職探しをする際の面接官、現在の職場の関係者、将来の上司や同僚に見られても大丈夫な内容ですか?職場などでは守秘義務があるはずですが、うっかり書きすぎてはいませんか?自分にはそのつもりはなくても、誤解されそうなことは書いてはいませんか?

異文化からきた外国人の発言は、時に差別的だ、おかしいとも誤解されることがあります。

確かに、その人の目からは社会はそう映るのかもしれませんが、その国の「なにかおかしい」を感情的に批判するとき、個人体験のみがベースで、データが欠けていると誤解をうむこともあります。誰もが、異文化理解や交流に興味があるわけではありません。

「議論する準備はできている!」のであれば、全くかまわないのですが、そこまで想定していない人もいるのではないでしょうか。ノルウェーで育った人々は、学校で批判的・客観的に議論する環境を通っていることが多め。日本人以上に議論というものに慣れているので、手ごわい相手です。

なんでもネットにすぐ思いを投稿してしまう人、暗い投稿が多い人。雇用者はどう思うでしょうか?

公開状態を「ともだち」などに限定していても、要注意です。ネットに書き込まれていれば、文章や写真は簡単にコピペ、スクリーンショットができます。「この人の発言、どうなんだろう」という時、本人が投稿を悔いて削除する前に、スクリーンショットをとることはノルウェーでは意外と普通です。スクリーンショットは、私を含め、ノルウェーの記者、メディアやSNSで議論慣れしている人々はよくしている行為で、証拠として残しておきます。

「こういう発言をしている日本人がいたよ」と話が広まるのも簡単です。

私は立場柄、様々な媒体で書いていることから、時にいろいろな方々から反応をもらいます。

ただ、SNSでもコメント欄にせよ、時に「この発言が、ほかに何百人もの他者に見られているかもしれない自覚はあるのかな?」と感じることがあります。

政治家、団体や企業のリーダーや広報、雇用担当者などさまざまな人に取材をすることがありますが、外国語の記事や資料でも、ネット翻訳機能を使い、大体の内容を把握しようとする人は多いです。「この人、ここで何書いているの?」とノルウェーの人々が私に他の日本人の投稿などの翻訳を聞いてくることもあります。

異国の地での職探しは難しい時もあります。ネットはプラスにもマイナスにも作用するので、「何語でも」投稿前にはちょっと一息おくとよいのではないでしょうか。