人権運動家マララさんがノルウェー訪問、教育の大切さを訴える

国会議事堂前でスピーチをするマララさん Photo:Asaki Abumi

パキスタンの人権運動家、マララ・ユサフザイさん(16歳)が現在オスロを訪問中だ。2012年に銃撃を受け、命をおとしかけながらも、彼女は今も女子教育の大切さを訴え続けている。

招待者である支援団体は、ノーベル平和賞受賞者並みのおもてなしで彼女を迎え入れている。同賞は毎年ノルウェーで発表され授与されるが、2013年度はマララさんは有力候補とみられながらも、受賞を逃した。2泊3日という限られた訪問期間に、マララさんはノルウェーのエルナ・ソルベルグ首相やホーコン王大使らと面会。ノーベル平和賞が授与されるオスロ市庁舎を訪問し、宿泊先は同賞受賞者が泊まることで知られるグランド・ホテルだ。マララさんを一目見ようと、ホテル前には連日多くの人々が訪れている。

14日には国会議事堂前で一般市民向けの短い歓迎セレモニーが開催され、現場には10~20代を中心とした若い女性が多く集まった。マララさんはノルウェーで学ぶ若者に向けて、教育を受けられることのありがたさを語る。

「みなさんは宿題をしたくないと思う時があるかもしれません、先生や授業がつまらないと思う時もあるかもしれません。それでも宿題はしてください」。

教育を受けられることが当たり前と感じているであろう人々にとっては、マララさんのこの言葉は心に残るかもしれない。マララさんは15日夕刻にオスロを発つ。今回の訪問期間が週末に短く限られていた理由は、彼女がどうしても平日に通学したかったからだという。日曜日に飛行機に乗れば、月曜日にはいつもどおりに授業に参加できる。

マララさんはルウェー国営放送局とのインタビューで「将来はパキスタンの首相になりたい」とも語った。彼女は2014年度のノーベル平和賞受賞者の候補者としても再度挙げられており、ノルウェーを再び訪れる日はそう遠くないかもしれない。