【箱根駅伝】大東大、目標は「5位以内」エース・西川千青「勝負したい」同郷の青学大・太田、国学院大・山本に闘志
第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)に3年連続53回目の出場となる大東大が17日、埼玉・東松山市内のキャンパスで記者会見を開いた。2年連続シードが懸かるチームの目標は「総合5位以内」。エースの西川千青(ちお、4年)は「希望区間は2区で、他大学のエースと戦えるように頑張りたい。昨年は1区を任されたが、転倒があった。今年は位置取りも意識して、4年間の集大成として頑張りたい」と決意を込めた。 エース対決に胸を躍らせる。大東大のエースに成長した西川は、「戦いたいライバル」に同じ福岡出身の太田蒼生(青学大)と山本歩夢(国学院大)の2人の名を挙げた。「高校の時から太田と山本はズバ抜けていた。同じレースも何回か走ったけど、勝てることはなく、力の差があった。だから2人と勝負したくて、大学4年間ずっと見てきた。大学4年間をかけてタイムを見ても、やっと同じ土俵で戦えるところまで来られたと思うので、ずっと負け続けて終わらないようにしたい」と闘志を燃やした。 西川ら現4年生が入学した頃は、箱根駅伝に出られず、周囲からは「最弱世代」とも言われた。「周りから最弱だなと言われていたので、自分たちは『最弱らしいよ』とは話していた。でも受け入れるのではなく、見返してやろうと思ってやってきた」と発奮材料にし、前回は総合10位で9年ぶりシードに復帰した。今季は「3大駅伝で5位」を目標に掲げてきたが、10月の出雲駅伝10位、全日本大学駅伝11位とふるわなかったが、「1から見直した」と“集大成”の最後の箱根路で「最高世代」を示す。
報知新聞社