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被災乗り越え『感謝、復興の舞』 獅子舞フェスで1年ぶりに披露 千曲川堤防決壊からまもなく1年

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NBS長野放送

特集は復活の獅子舞です。千曲川の堤防決壊で大きな被害が出た地区の獅子舞保存会がイベントに出演。支援への感謝の気持ちを込めて、1年ぶりに舞を披露しました。 軽快な神楽の音色にあわせて舞う獅子。19日、長野市で「獅子舞フェスティバル」が開催されました。 当初、5月の予定でしたが新型コロナの影響で4カ月遅れとなり、参加団体も去年より60組ほど少ない24組となりました。 それでも華やかさは例年通り。その中で一際、注目されたのは…。 千曲川の堤防決壊で大きな被害を受けた長沼地区の「赤沼北組保存会」です。メンバーは住宅や畑の浸水被害を乗り越え、ようやく晴れ舞台を迎えました。

濁流にのみこまれた長沼。保存会のメンバーでリンゴ農家の成田崇夫さんの畑にも3メートルほどの泥水が押し寄せました。 (当時)成田崇夫さん: 「もうぐちゃぐちゃで、ゴミはすごいしドラム缶も転がっていたり」 水に浸かったリンゴは出荷できず、畑には大量の泥がたまりましたが、多くのボランティアの手により復旧されました。

被災から11カ月。畑では無事、リンゴが色づき始めていました。まもなく収穫の忙しい日々を迎えます。 成田崇夫さん: 「去年はこの秋映を取り終わった後、ちょうど台風が来たといういことで、当時を思い出されることもあるが、今年はしっかりリンゴがなってくれたので、収穫をして通常通り出荷したい」

暮らしが元に戻る中、成田さんはどこか物足りなさを感じてきました。20年続けてきた獅子舞が再開できずにいたのです。 伝統の獅子舞。中でも重要だったのが、地元神社の秋祭りでの奉納です。しかし、今年は社殿が被災したことや新型コロナの影響もあって見送られました。

保存会にとって何よりも痛手となったのは、練習拠点の寺が被災したことです。1階部分が浸水し老朽化もひどく、このほど公費解体することが決まりました。 保存会はこれまでの感謝を込めて、そして「活動再開」最初の取り組みとして、境内の草取りや掃除をしました。 成田崇夫さん: 「ただ壊されるのも気持ちとしてしっくりこないところもある。きれいにして寺に感謝をしてお礼をすることも大事かなと」

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