Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

テレワークで剥がれた“化けの皮” 日本企業は過大な「ツケ」を払うときが来た

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
ITmedia ビジネスオンライン

「心理的安全性=ヌルい職場」ではない

 今般のコロナ禍以前からテレワークや在宅勤務を実施し、既に定着している会社において、社内コミュニケーションで共通しているものは「心理的安全性」である。この言葉は、単にユルい職場という意味で誤用されていることもあるが、全く異なる。反対に、リスクのある提案や発言であっても、積極的に発信できるし、受け手もそれに対してリスクがあるというだけで反対しない、というようなものが心理的安全性なのである。これを実現するためには…… ・「察してもらう」「気づいてもらう」ことを期待せず、自分から積極的に発信、共有、報告する ・情報の透明性を保つためにDM(1対1の直接のやりとり)はせず、全てオープンの場で会話する ・分からないことがあれば遠慮なく、どんどん確認する ・悪いニュースでも積極的に開示する といったことが奨励され、全員で共有・実践する文化を定着させることが必要だ。このような状態が常であれば、たとえお互いに顔が見えないオンラインのやりとりであっても、安心して仕事を進めることができるはずだ。大切なことは、オンラインであろうがリアルであろうが同じなのである。 その会議、本当に必要?  オンライン会議がうまく機能していない場合「既存の会議をそのままのスケジュールで単にオンライン化しただけ」というケースが多い。しかし、なんでもかんでもオンラインに移行する前に、一歩踏み止まって「そもそもその会議は必要なのか?」と考えるステップが必要だろう。  例えば、「情報共有のための会議」はそもそも不要なはずだ。情報共有だけならメール配布で十分。会議資料は事前に参加者に共有し、各自内容確認のうえで自身の意見を持って集まり、会議中は「決める」ことに集中すればよい。  その上で、会議の際には時間制限を厳密に行うことも求められる。会議というと「取りあえず」で1時間を設定することも多いが、そもそものところに立ち返れば、15分単位で済むものもあるはずだ。さらに議題ごとに時間を区切って、「誰が」「いつまでに」「何をやるか」を明確に決定し、報告責任も定めた上で終了するのが会議。こうした本質的な前提が、テレワーク以前にないがしろにされていただけの話なのだ。

【関連記事】