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メダルを逃し「心が折れた…」アーティスティックスイミング元日本代表・三井梨紗子を救った転機とは?

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TOKYO FM+

荒川静香と高橋尚子がパーソナリティを務め、東京海上日動がお送りするTOKYO FMの番組「MY OLYMPIC」。かつての名選手から将来有望なオリンピック代表選手のタマゴまで、さまざまなアスリートの輝きをお届けしています。6月の放送では、アーティスティックスイミング(旧シンクロナイズドスイミング)元日本代表の三井梨紗子(みつい・りさこ)さんをマンスリーゲストに迎え、お届けしました。

◆“メダルを落とした五輪選手”と言われ…

三井さんは高校生にして日本代表に選出。すぐに、世界水泳選手権への出場を控えていただけに「試合期間が(ジュニアとは)全然違って、1週間ずっと試合づけで、試合前の合宿もすごく長丁場でした。もちろん、1番下っ端でしたし、技術の差も“すごくあるな”って感じました」とシニアとのレベルの違いを痛感したそう。 その環境下での1日の練習は、「“泳ぐ”“食べる”“寝る”(苦笑)。その3つしかやらないような生活になっていたので、アーティスティックスイミングが生活のすべてになっていた」と振り返ります。 2011年の世界水泳選手権に出場後、彼女が目標としていたのは、2012年のロンドンオリンピック。代表メンバーとして選ばれるのが、世界水泳選手権よりも少ない9名とあって、「絶対にメンバーに入りたい!」との強い思いから、命懸けで練習に励んだそう。 血のにじむような努力をする一方で、「すごくラッキーだった」と話すのは、身近な先輩の存在。自身が所属していたクラブには、4人もの先輩が日本代表メンバーとして活躍していたそうで、「上手な人しかいなかった。そんな先輩方と一緒に練習できた環境は、すごく自分に合っていた」としみじみと語ります。お手本となる先輩選手とともに練習に明け暮れた三井さんは、チーム最年少となる19歳でロンドンオリンピックの代表メンバーに選ばれました。 とはいえ、夢の舞台で泳げるかどうかもわからない“補欠”での選出だっただけに、「本番を迎えるまで、死にもの狂いで練習をしていた」と話します。初めて出場したオリンピックを振り返り、「あっという間に終わった。気づいたらオリンピックの場にいて、歩き出していて、曲が流れて(水中に)飛び込んだらもうほとんど記憶がなくて……泳ぎ終わったら結果が出ていた」との言葉からも緊張ぶりがうかがえます。 1984年ロサンゼルスオリンピックに正式種目となってから、ずっとメダル獲得を果たしてきた日本代表。しかし、期待を背負って挑んだロンドン大会では5位という結果で、初めてメダル獲得を逃してしまいます。 「いままでメダルを獲り続けていたので、『メダルを落としたオリンピック選手』と言われたのが、すごく悔しくて……自分は補欠だったので、チームにも貢献できなくて。自分の力のなさを痛感した不甲斐ないオリンピックを経験した」と悔しさをにじませます。 しかし、落ち込んでばかりいられず「メダルを落としたからには、メダルを取り戻すのも“自分たちでやらなきゃいけない!”と思った。4年間で、自分たちの限界を超えて、“メダルを獲れる選手にならなきゃいけない”と決心して、次の1年目が始まった」と当時の心境を語ります。

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