デスクが散らかってしようがない!そこで役立つ1,000円台からのアクセサリ活用整理術
仕事をするデスク上は散らかりがち。モニターにキーボード、マウス、スマホは当然として、ケーブル類や外付けストレージ、趣味のオブジェなんかも置いてあったりするかもしれない。 【この記事に関する別の画像を見る】 もっとデスクを広く使いたいけれど、どれも必要なものなので整理のしようがないのが困りどころ。でも、そこにちょっとしたアクセサリを追加するだけでスペースに余裕ができ、スッキリとしたデスクで格段に業務効率をアップさせられるのだ。 というわけで今回は、デスク上を一気に整理整頓して、快適な仕事環境にできるアイテム5つ+αを紹介していきたい。いずれもサンワサプライよりお借りしたもので、リーズナブルな価格の製品だ。 ■ モニターアームでデスク広々、大画面にも対応可能に 1つ目は、こういったケースではもはや定番となったモニターアームだ。一般的なモニタースタンドは接地面積が大きく、思った以上に邪魔になる。たとえばキーボードやマウスを使っていないときに一時的にモニター下に移動しようと思っても収まりがよくなかったりするだろう。 また、奥行きの短いデスクだと、スタンドの大きさの分、ディスプレイ面がどうしても手前側にせり出してしまう。目から画面までの距離を最適に保てないとストレスに感じ、余計な疲労にもつながるのだ。 しかしモニタースタンドをモニターアームに変えるだけで、それらの課題はあっという間に解決。サンワサプライが販売している「100-LA018」(実売1万4,800円)はデスク天面を挟み込んで強力に固定するため、脚部分の専有面積は圧倒的に小さく、宙に浮いたモニター下のスペースは自由に活用可能だ。 アームの可動範囲が大きいため、奥行きの少ないデスクでもディスプレイ面との距離を確保しやすいのもメリット。距離がないために小さなモニターで我慢していた環境でも、距離がとれる分より大きな画面のモニターが使えるようになる。生産性向上にも寄与するに違いない。 ■ モニターに“棚”を追加してスペースを立体的に活用 デスク上に物があふれてしまうのは、デスクを平面的にしか使っていないからかもしれない。そこで、高さ方向にもスペースを拡張して立体的に使えるようにすればどうだろうか。そんなときに便利なのが、モニターの上に追加できる棚(ラック)だ。 今回紹介するモニターラック「100-MRSH001」(実売2,780円)は、モニター上側のベゼル部分に引っ掛けて、2本ある脚でディスプレイ背面側から支えるようなスタイルで固定できるもの。棚板自体は金属製ということもあり、耐荷重5kgと重めのアイテムを載せても問題なさそう。 そのままだと上に載せたものが滑り落ちやすそうにも思えるが、付属の滑り止めマットを併用すれば安心感アップ。時計やメガネ、小型の周辺機器、フィギュアなんかを置いておくのにちょうどいい広さで、これである程度デスク上に散らかっているものを一掃できるのではないだろうか。 ■ ヘッドフォンはデスク脇に掛けて収納・取り出しをすばやく 仕事をしながら音楽を聞いたり、Web会議をしたりするときに活躍してくれるヘッドフォン。音質にこだわるほど図体が大きくなったりして、デスク上に置いてあると邪魔で仕方がない。これもデスク上から排除して、スマートに使えるようにしたいものだ。 そこで追加してみたのがクランプタイプのフック。モニターアームと同じようにデスクの天面を挟み込んで固定し、そこにヘッドフォンを引っ掛けるだけだ。 サンワサプライの「200-CB033BK」(実売1,380円)は、パーツの取り付け方によってフックの向きを変えられる設計になっているのもポイント。デスク周りのレイアウトなどを考慮して、引っ掛けたヘッドフォンが邪魔にならない、あるいは手に取りやすい好みの位置と向きにセットしよう。 ■ USB周辺機器は短いケーブルでコンパクトに、コストダウンも狙える 特にデスクトップPCで、USB周辺機器の扱い方に悩む人は多いのではないだろうか。PC本体のUSBポートに手を伸ばすのはおっくうなので、長いケーブルで手元まで引っ張ってきたい。けれども、そうするとケーブル類がごちゃついて邪魔になることは避けられない。 そんな場面で役立つのが、デスク端に固定できるUSBハブだ。ポート数や固定方法の違いなどでいろいろなバリエーションがあるが、今回試した「400-HUBC065NS」(実売4,380円)は内部のバネの力で挟み込む構造の、シンプルで手間なく固定できるタイプ。USB Type-Aポートが3つ、Type-Cポートが1つの計4ポートで、機器の対応幅が広いのが特徴だ。 ハブを手元近くまで寄せられるので、そこから周辺機器までは短いケーブルでコンパクトにまとめておける。無駄に長いケーブルを使わずに済むということは、コストダウンにもつながるということ。整理整頓だけに留まらない意外なうれしいメリットもあるのだ。 ■ 充電用USBケーブルはマグネット式ホルダーでまとめる デスク上でUSB接続するものはPC周辺機器だけではない。スマホを始めとする充電の必要なデバイスもそうだ。充電しながらスマホを手に持って使えるように、といったことを考える分長いUSBケーブルが必要だし、それを何本もとなるとうっとうしさはPC周辺機器の比ではない。 これを解決する方法の1つがケーブルホルダーだ。サンワサプライのケーブルホルダー「CA-515W」(実売1,409円)は、マグネットを内蔵した小石サイズのホルダーの溝にケーブルを挟み込み、それを土台となるプレートにくっつけて固定しておける、というもの。土台プレートは薄く、デスク上に両面テープで貼り付けるので、邪魔にならないうえに不意にズレたりもしない。 USB充電をしたくなったときは、細いケーブルならマグネット部分は動かさずケーブルだけ引き出していけばOK。太いケーブルはマグネットごと持ち上げて引っ張る形になる。どちらにしても、普段は目立たず、使うときは必要な分だけ引き出すスタイルになり、デスクスペースの無駄づかいがなくなるはずだ。 ■ タイピングや書類仕事をもっと快適にしたいならモニターライト 日常業務の効率アップになにげに効果的なのがデスクライトだ。けれども、デスク天板をクランプで固定するアーム付きのライトはわずかとはいえスペースを取るし、アームが邪魔に感じたりすることもある。その点、モニター上に載せて使うタイプのライトなら、そういったデメリットはない。 2024年10月末に発売されたばかりの「LED-CLP5UBK」(実売7,280円)も、そんなモニター上に載せられるライトの1つ。バー状のライト部分をひねることで照射角度を変えることができ、キーボードや手元に広げた書類を明るく照らし出せる。薄暗い部屋でもタイピングや書類作業がスムーズになること間違いなしだ。 前面のセンサー式ボタンをタッチすることで明るさや色温度の調整が可能なほか、センサーに手をかざすだけでライトをオン/オフできる便利機能も備えている。直感的なインターフェイスで、多機能なのにすぐに使いこなせるのもうれしい。ただし、先ほど紹介したモニターラックとの併用ができないところだけ注意してほしい。 なお、記事掲載時点では「LED-CLP5UBK」はAmazonで販売されておらず、サンワサプライの直販サイトで買うことができる。 ■ デスクの余裕は気持ちの余裕、仕事クオリティのアップに 以上の(デスクライトを除く)アイテムをすべて活用したときと、1つも使わない最初の状態とを写真で比べてみると、そのスッキリさ具合は雲泥の差。明らかに有効活用できるデスクスペースは増えている。 余裕のあるデスクで気持ちにも余裕ができれば、仕事のクオリティが高まるかもしれない。もしくは空いたスペースに新たなガジェットを追加して作業効率をさらにアップさせたり、モチベーションをアップさせたりするのもアリ。今回紹介した1つ1つのアイテムの価格はそれほど高くないので、気に入ったものがあればぜひ試してみてほしい。
PC Watch,日沼 諭史