【MLB】トレードが噂される名三塁手アレナド ドジャース、パドレス、エンゼルスなど6球団への移籍を希望か
カージナルスはロースターを「リセット」する一環として、ゴールドグラブ賞10度の名三塁手ノーラン・アレナドのトレードを画策していることが報じられている。アレナドは全球団に対するトレード拒否権を持っているため、トレード交渉は難航するとみられているが、代理人のジョエル・ウルフ氏によると、アレナドが移籍を受け入れる可能性がある球団数は「世間が思っているより多い」という。米公式サイト「MLB.com」でカージナルスを担当するジョン・デントン記者は、アレナドが希望する移籍先として6球団をリストアップしている。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ メジャーデビューした2013年から2022年まで10年連続でゴールドグラブ賞に輝くなど、メジャーを代表するスター三塁手として活躍してきたアレナド。しかし、カージナルスは若手中心のロースター編成に切り替える方針であり、高額年俸の主力選手をトレードで放出することを検討している。トレード拒否権を持つソニー・グレイ、ウィルソン・コントレラス、マイルズ・マイコラスはいずれも残留を希望しており、球団によってはトレードを受け入れる可能性があるとみられるアレナドの放出が検討されているというわけだ。 ウルフ氏によると、ワールドシリーズ制覇を狙える球団への移籍であれば、アレナドはトレードを許可するだけでなく、ほかのポジションへのコンバートも受け入れる可能性があるという。また、カリフォルニア州出身で西海岸の球団への移籍を希望するとみられるアレナドだが、ウルフ氏によると、アレナドは地理的条件をそれほど重要視していないようだ。 デントン記者は「アレナドの希望球団リストにはドジャース、パドレス、エンゼルスが含まれている。それに加えて、関係者からの情報によると、フィリーズ、メッツ、レッドソックスへの移籍も受け入れるつもりのようだ」と報じている。アレナドは全球団に対するトレード拒否権を持っており、球団間でトレードが合意に達しても、最終的にはアレナド自身の同意が必要になる。カージナルスはアレナドが移籍を希望する球団とのトレード交渉をまとめることができるだろうか。