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静岡銀、医療・介護分野の支援強化 専門スタッフが助言

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@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 静岡銀行が医療・介護分野の経営支援を強化している。専門スタッフが施設の開業準備から経営改善の助言まで幅広く手掛け、融資だけにとどまらない支援メニューを展開。高齢化を背景に需要拡大が見込まれる市場の成長を後押しし、地域経済の活性化につなげる。  医療ケアが必要な重症心身障害者を受け入れる生活介護事業所「ぴぃーす」が今春、静岡市駿河区に開所した。県立中央特別支援学校の保護者会有志が発足させたNPO法人ぴゅあが運営を手掛けるが、当初は経営ノウハウが不足していた。  相談を受けた静岡銀行は本店営業部と中部カンパニーが連携し、事業計画の策定段階から対応。利用者の需要予測や収益シミュレーションなどを助言した。「対応が迅速で助かった」と同法人の天野誠専務理事(33)。今後は重症心身障害者向けグループホームの新設も視野に入れる。  静岡銀が医療・介護分野の支援を本格化させたのは20年ほど前から。医療機関の新規開業やグループホームの開所、異業種とのマッチング支援など実績を積み上げてきた。  強みは専門知識を持ったスタッフ陣だ。医療・介護分野を専門に手掛ける10人が、前線の支店と連携しながら支援する。スタッフは介護福祉経営士と医療経営士の資格を取得し、取引先の経営課題や支援の進捗(しんちょく)状況を共有。蓄積したノウハウを生かし、踏み込んだ提案が可能という。  こうした取り組みが奏功し、2019年度の医療・介護分野の融資実績は831件、445億円。20年3月末の融資残高は10年前に比べほぼ倍増した。  医療・介護分野は高齢化の進展で今後も成長が見込まれる一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営が悪化している医療機関や福祉事業所は少なくない。静岡銀ソリューション営業部の鈴木英幸主任推進役は「障害者施設は受け皿が不足し、相談も多い。今後も地域のニーズをつかみながら支援を充実させたい」と話す。

静岡新聞社

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