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広島 タナキクで7打点も…7点リード追いつかれ悪夢のドロー

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デイリースポーツ

 「広島10-10ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)  タナキクが2人合わせて7打点の大活躍。二回、田中広輔内野手(31)の中犠飛を起点に、菊池涼介内野手(30)が一時逆転の3点適時二塁打。先発野手全員安打となる15安打で10得点をたたき出した。投手陣が崩れて7点差を追い付かれるドローになったが、タナキクの復調気配は頼もしい。  奏でられた快音に、スタンドから歓声が上がる。集中力を研ぎ澄ましてバットを握り、グラウンドを駆け巡る姿がまぶしい。劣勢をはね返す反発力こそ、赤ヘル打線の真骨頂。その中で輝きを放ったタナキクコンビ。惜しくも引き分けに終わったが、2人合わせて7打点と躍動し、本拠地を興奮と熱気に包んだ。  反撃の口火を切ったのは、選手会長・田中広。0-3の二回1死二、三塁から中犠飛。「点を取られた後だったので、最低限の仕事ができて良かったです」。三回は1死一、二塁から山中のスライダーを右中間へはじき返す2点適時二塁打。「しっかり捉えることができました」と納得顔だ。  五回も無死三塁で中犠飛。無得点なら流れが三塁ベンチに傾く状況で、隙のない打撃。チームの3連覇を支えた男が己の役割を全うすると、それに呼応するかのように相棒の菊池涼も流れに乗った。  二回、田中広の犠飛で1-3と2点差に迫り、なおも2死満塁の好機。山中から左翼線へ走者一掃の3点適時二塁打を放って一時逆転に成功。菊池涼は「(一走の)大盛がよく走ってくれたので、いいヒットになりました」と俊足で生還した後輩をねぎらった。  強い広島を支えてきた2人だが、今季はここまで苦しんでいた。田中広は7月、8月と2カ月続けて打率は1割台。菊池涼も好機での凡退が目立った。それでもチームに貢献しようという思いは強かった。菊池涼は2年目の羽月がプロ初スタメンを果たした8月7日の試合で「困ったら俺の方を見ろ」と若武者の背中を押した。  新選手会長として今季を迎えた田中広は、昨年8月に右膝半月板の部分切除手術を受けた。再起を懸けるシーズン前の1月中旬、合同自主トレでは「もう一回、“タナキク”というのを全国の皆さんに、しっかりアピールできるように」と意欲を見せていた。  チームは大瀬良、K・ジョンソン、西川らの主力を欠く状態。それでもあきらめずに耐える。夢を信じ、3連覇を支えたタナキクを中心に結束していく。

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