【F1】角田裕毅と昇格争うローソン 専門家が危惧「キャリアは短命に終わるのではないか」
F1のRBに所属するリアム・ローソンが、将来を懸念されている。 ローソンは、同僚の角田裕毅とともに、セルジオ・ペレスの後任として親チーム・レッドブルの昇格候補となっている。ローソン有利が報じられる一方で、角田推しを伝えるメディアもある。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は「もしチェコ(ペレスの愛称)について何かが決まったら、彼らが我々の候補者となるだろう」とコメントしており、決定の行方は注目の的だ。 そんな中、ジョーダンとジャガーでF1のテクニカルディレクターを務めたゲイリー・アンダーソン氏が、英紙「テレグラフ」のコラムで、こう指摘した。 「セルジオ・ペレスがレッドブルを去り、RBのリアム・ローソンが後任となるようだ。フェルスタッペンのチームメイトになることは、ここ数年で見てきたように、F1で最も難しい仕事と言えるだろう。このニュージーランド人はチームメイトの角田裕毅を圧倒しているわけではなく、グランプリに11回しか出場していない」 さらに「もしレッドブルが年初に製造した車に問題があり、フェルスタッペンがいつものようにその問題を回避する方法を見つけたら、彼(ローソン)のキャリアは短命に終わるのではないかと心配している」とも。 同氏に言わせれば、レッドブルはフェルスタッペンを中心にマシンを設計しているが、ローソンには合わないという。さらに、最高技術責任者のエイドリアン・ニューウェイ氏がアストンマーティンに移籍することで、それを調整できる技術に不安があるとした。 まだローソンの昇格は決定していないが、念願のシートを勝ち取ったとしても、決してハッピーな結末が待っているわけではないのかもしれない。
東スポWEB