防災対策や環境政策の満足度は?香川県が県民に世論調査
香川県が今後の県政の施策をつくる参考にするために行った「県政世論調査」の速報値がまとまりました。
「県政世論調査」は、香川県が毎年行っているもので、2024年は5月から6月にかけて5つのテーマについて調査しました。県内在住で18歳以上の男女3000人を対象に調査し、1369人から回答を得ました。 県の防災・減災対策について満足度を聞いたところ、「満足している」と答えた人が46.8%となったのに対して、「不満である」と答えた人は50.0%となりました。 また、県や市町に特に力を入れて取り組んでもらいたい防災・減災対策については、「支援物資が確実に避難所に届く体制づくり」が58.9%、「食料、飲料水、医薬品などの備蓄」が55.0%、「避難所での快適な生活環境づくり」が51.9%となりました。 また、県が掲げている26分野の施策の重要度と満足度についてもアンケートをとりました。 「重要である」という声が多かったのは「防災・減災社会の構築」(88.5%)、「安全で安心できる暮らしの形成」(87.6%)でした。 また、「不満である」という評価が多かったのは「交通ネットワークの整備」(19.1%)、「防災・減災社会の構築」(16.9%)でした。 また、行政の環境への取り組みに対する満足度を聞いたところ、「ごみの分別、リサイクル対策」(61.4%)、「下水道・浄化槽の汚水処理対策」(54.4%)の満足度が高かった一方、「環境教育・環境学習機会の提供」(19.5%)、「環境に関する情報提供の取り組み」(20.0%)などは満足度が低い結果となりました。
KSB瀬戸内海放送