関空の代替機能確保へ 最大で伊丹20便・神戸15便受け入れ
台風21号の影響で冠水や強風などの被害を受け大幅に減便している関西国際空港(関空)の代替として、大阪国際空港(伊丹空港)と神戸空港で国際線などの増便を受け入れることが12日に決まった。国土交通省は13日、伊丹、神戸両空港の国内線、国際線の1日の最大受け入れ便数を発表した。 関西国際空港のA滑走路復旧 第1ターミナル南を一部再開へ
国土交通省の発表によると、関空が本格運用に至るまでの間の代替として、伊丹空港で1日最大20便、神戸空港で1日最大15便の国際線、国内線を受け入れることが決定したという。 今後の具体的な便の設定は、関西エアポートや航空会社、税関・出入国管理・検疫などを行うCIQ関係機関と調整しながら進めていくとしている。 同省によると、伊丹空港の運用時間は午前7時から午後9時と現行どおりのまま。一日あたりの発着回数は最大で370回が410回(国際線を含む)となる。 神戸空港については、運用時間は午前6時から午後11時(通常は午前7時から午後10時)までとなり、一日あたりの発着回数は、最大60回が90回に(国際線を含む)。年間2万回程度の上限は適用しないとしている。