<花開く春・20センバツ国士舘>選手紹介/11 岩瀬風馬投手(2年) 悔しさ胸に好投誓う /東京
<第92回選抜高校野球> 昨年春のセンバツと秋の都大会。どちらもチームが盛り上がる傍らで悔しい思いを味わった。「1年分の思いをぶつけて好投したい」。そう切望する。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 前回のセンバツはスタンドで声をからした。大会直前の沖縄遠征で思うような投球をできず、つかみかけていたベンチ入りを逃したためだ。チームに勝ってほしい気持ちと悔しさが入り交じり、複雑な気持ちだった。 昨年秋の都大会は肩を痛めたため、登板の機会がほとんどなかった。引退した3年生の先輩から「お前がエース」「マウンドで弱さを出すな」と励まされていたが、成長した姿を見せることはかなわなかった。 先発も中継ぎもこなせる貴重な左腕。大舞台で飛躍するため、よりよい投球フォームへの修正や、ツーシームの習得に励む。制球力を高めるため、中距離走を繰り返して足腰を鍛え直し、守備練習も強化している。 オフの日は接骨院のマッサージを受け、入念なケアを心がける。通院費を負担する両親や周囲への感謝はプレーで示すつもりだ。【川村咲平】=随時掲載 ……………………………………………………………………………………………………… 「自分が抑えます」。172センチ71キロ、左投げ左打ち 〔都内版〕