Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

幼児の車内閉じ込めによる熱中症に注意 群馬県ですでに2件 リモコンキーの誤作動によるものも

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
上毛新聞

 群馬県内で子どもが車内に誤って閉じ込められ、熱中症の疑いで救急搬送される事案が7月までに少なくとも2件発生した。全国では子どもが死亡する事例も相次いでいる。車内に残った子どもが誤って操作してしまうほか、リモコンキーの誤作動などでドアがロックされ救助が遅れる場合もあるという。1日に群馬県を含む関東甲信越の梅雨明けが発表されて本格的な夏が始まり、一層注意が必要だ。

◎子どもは熱の影響大 リモコンキーの車内放置にも注意

 県内では6月15日正午ごろ、前橋市役所の駐車場で車内にいた女児(2)と男児(0)がドアロックにより、一時的に閉じ込められた。消防隊員が車の窓ガラスを割って救出し、搬送先の医療機関でともに軽度の熱中症と診断された。また、7月2日午前には、藤岡市内で誤って車内に約15分間閉じ込められた男児(0)が救急搬送され、軽症と診断された。

 茨城県では6月、乗用車内に放置された女児(2)が死亡。福井県でも7月に生後11カ月の女児が亡くなった。いずれも熱中症が死因とみられるという。

 日本自動車連盟(JAF)群馬支部によると、車内閉じ込めの多くは子どもが誤ってロックを掛けてしまったり、リモコンキーの誤作動が起きたりすることが原因だという。担当者は「リモコンキーの誤作動は電池が弱くなっているときに起きやすい。鍵自体が車内にあることを認識できずに自動ロックが掛かってしまえば、外からは開けられなくなる」と注意を促す。

 JAFが行った車内の温度変化を測る実験では、条件によるが、エアコンが作動していないと車内の最高温度は40~60度と非常に高温となった。また、熱中症の起きやすさを示す暑さ指数(WBGT)は、エアコン停止の約15分後には最も高い「危険」レベルに達するという。

 熱中症に詳しい群馬大学大学院医学系研究科の鯉淵典之教授(応用生理学)によると、子どもは大人に比べて体温や汗の調節機能が未発達で、周囲から熱を受け取りやすく、脱水症状になりやすい。「暑い車内に少しでもいると体温が上昇して危険な状態になる。車の中に置いていくのはやめてほしい」と注意を呼び掛けている。

【関連記事】