「NOT A HOTEL COIN(NAC)」、GMOコインで取引開始
NACがGMOコインで取引開始
国内IEO7例目の暗号資産(仮想通貨)「NOT A HOTEL COIN:ノットアホテルコイン(NAC:ナック)」が、国内暗号資産取引所GMOコインにて取り扱いが開始された。同取引所が12月13日発表した。 「NAC」は、GMOコインの「取引所(現物取引)」にて13日11:00より取引が開始された。 発表によると同サービスでの「NAC」の最小注文数量(最小注文単位)は0.1 NAC / 回とのこと。また最大注文数量は1,000NAC / 回で、1日の最大取引数量は37,500NACとなっている。そして取引手数料はMakerが-0.03%、Takerが0.09%だ。ただし2025年2月15日8:59まではキャンペーンとしてMakerおよびTakerの手数料は無料になるとのこと。 「NAC」は、NOT A HOTEL DAO(ノットアホテルダオ)社が発行する暗号資産。同社が展開する「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」で活用可能だ。 主な「NAC」のユーティリティとして、一定数量の「NAC」を「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」へレンディング(貸し出し)することで、同社親会社のNOT A HOTEL社が開発・販売する不動産物件「NOT A HOTEL」への宿泊権が得られる。 また、「NOT A HOTEL」宿泊時の付帯費用や物件管理費の支払いにも「NAC」は使用可能だ。また「NAC」保有者は限定特典の利用もできるとされている。 「NAC」は、GMOコインのIEOによる購入申込において、調達目標金額20億円の満額調達が発表されている。 なおIEOにて販売された「NAC」は購入数量に関わらず一律で90%がロックアップされるという。ロックアップ期間中は取引所での販売および外部への送付が制限されるとのこと。 ただし同期間中でも「NAC」のレンディングおよび「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」を通じた支払いは制限なく使用可能であるという。またロックアップされた「NAC」は、IEO実施の翌々月から毎月15%ずつ、6か月間かけて段階的に解放されるとのことだ。 また「NOT A HOTEL DAO(プロジェクト)」のサービスは、「NAC」のGMOコインでの取り扱いと同日12:00に開始する予定だったが、12月16日12:00に延期されている。 その理由は、NOT A HOTEL DAO社が提供する「NAC」のレンディングサービスが、GMOコインにおける暗号資産送付に関する制限により、一部のユーザーがサービス開始時点で同等の条件下で利用できない可能性が判明したためであるとのことだ。 ちなみに「NAC」上場によりGMOコインが取り扱う暗号資産は、合計で28銘柄となった。 同取引所では現在「NAC」の他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、テゾス(XTZ)、クアンタム(QTUM)、エンジンコイン(ENJ)、ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)、シンボル(XYM)、モナコイン(MONA)、カルダノ(ADA)、メイカー(MKR)、ダイ(DAI)、チェーンリンク(LINK)、FCRコイン(FCR)、ドージコイン(DOGE)、ソラナ(SOL)、アスター(ASTR)、ファイルコイン(FIL)、ザ・サンドボックス(SAND)、チリーズ(CHZ)、アバランチ(AVAX)が取り扱われている。
大津賀新也(幻冬舎 あたらしい経済)