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206センチのリアル『黒子のバスケ』…35歳太田敦也が語った東京五輪への思い「延期はむしろプラス」

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中日スポーツ

聖火ランナー「走らせてもらえるなら光栄」

 バスケットボール男子で黒子役として日本代表を支える太田敦也(35)=三遠=が本紙の電話取材に、1年延期となった東京五輪での「二刀流」へ改めて意欲を示した。大ベテランにとって延期は痛手にもなりかねないが、「衰えは感じない」。五輪出場と今年は幻に終わった聖火ランナーの2つを、2021年こそ実現したいと語った。  太く長いバスケ人生。献身的なプレーで日本のゴール下を守ってきた太田は、37歳で迎える東京五輪への年齢的な不安を笑って打ち消した。「正直、ベテランと呼ばれる年齢になったけど、自分は大丈夫。延期で準備の時間が取れることがむしろプラスになると思っている。今年は足首を痛めたりして満足いくプレーができなかったから」。プラス1年をポジティブに捉えた。  日の丸、そして五輪への思いは特別だ。千葉・柏市立柏高の2年時、先輩から「おまえの目標は何だ?」と詰問され、「五輪」と即答した。「たぶん『インターハイ(全国高校総体)優勝』という答えを期待されていた。自分でもどうしてそう答えたのかわからない」  日本代表に選出されて以降は、リバウンドや守りで存在感を発揮。「それが自分の持ち味。オフコートでもチームに貢献しようと思ってきた」。八村塁(ウィザーズ)ら得点を量産するタイプとは異なる。地味だが、不可欠な役回りに徹してきた。  バスケ男子の五輪出場は1976年モントリオール大会以来、実に45年ぶり。八村、渡辺雄太(グリズリーズ)のNBAコンビらインサイドを主戦場とするライバルとの代表争いは厳しいが、「今までで1番激しい争い。それは覚悟の上」と引くつもりはない。  幻に終わった「聖火ランナー」も太田のモチベーションを倍増させている。故郷の愛知県内を走る大役を一度は委ねられた。「来年はわからないが、走らせてもらえるなら光栄なこと」と語る。新型コロナウイルスの影響でBリーグは3月で中止となり、現在は自宅でトレーニングを続行中。二刀流への準備を着々と進めている。  ▼太田敦也(おおた・あつや)1984(昭和59)年6月4日生まれ、愛知県豊川市出身の35歳。206センチ、112キロ。千葉・柏市立柏高、日大出。日本人では希少な大型センターで、2007年に三遠の前身のオーエスジー入り。11年以降は日本代表に定着し、16年リオデジャネイロ五輪の予選などに出場(本選の出場権は得られず)。19年W杯中国大会ではメンバー入りを逃した。

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