日本最古の喫茶店! 歴史の教科書に登場する神戸の『放香堂珈琲』で勝海舟の幼名「麟太郎」コーヒーを
石臼でコーヒーを挽く放香堂の日常
こちらの喫茶店は日本のコーヒーの歴史とイコールといっても過言ではないので、コーヒーを輸入し始めた当初はコーヒーミルなども当然ありませんでした。そこで目を付けたのが、お茶の葉を抹茶に挽く際などに使われる、石臼。 この石臼は今でも店頭に置いてあり、現役として使われています。ゴリゴリと音を立てて回る石臼でコーヒーを挽いているのはかなり珍しく、せっかくなので体験させてもらいました。 ずっしりとした重さの石臼を回す度にコーヒー豆の潰れるプチっとした独特の感触。ミルを使うのとは一味違うゴリゴリプチプチと楽しい感覚となっています。 こちらの石臼、あまり効率的とはいえないので、お客さんの少ない時間を見計らっては、コーヒーを挽いているそうです。
日本最古の喫茶店として歴史の教科書や辞書にも登場する『放香堂珈琲』。今も石臼の回るお店は、旅行で神戸に行く場合や関西でカフェ巡りをする際に、ぜひ気軽に立ち寄ってみて下さい。
●SHOP INFO 放香堂加琲 住:兵庫県神戸市中央区元町通3-10-6 TEL:078-321-5454 営:9:00~18:00(L.O. 17:30) ※11:00までモーニングサービスあり 休:不定休
●著者プロフィール けいたろう 旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。
撮影・文◎けいたろう