藤森由香さんと滑走 小学生らスノボキャンプ 長野県茅野市車山高原スキー場
茅野市北山の車山高原スカイパークスキー場は20日、スノーボードで冬季五輪4大会に連続出場した藤森由香さんを招き、スノボの「ドリームキャンプ」を開いた。中・上級者を中心に49人が参加。小学生たちも憧れの 藤森さんとクロスコースを滑り、プロライダーや五輪出場への夢を膨らませた。 藤森さんは小県郡長和町出身で、東海大三(現・東海大諏訪)高校卒。初出場のトリノ五輪スノーボードクロスで7位に入賞し、競技を転向して臨んだ平昌五輪ではビッグエアで7位入賞を果たした。 起伏や連続したカーブ、台形のジャンプ台を配したクロスコースを滑り、藤森さんと補助指導員4人がポイントレッスンを行った。滑走前には代表チームでも取り入れているという準備体操を伝授。茅野市北山小2年の児童(8)は「藤森さんが 優しく教えてくれて、ターンがうまくなった。 将来はプロのスノーボーダーになりたい」と目を輝かせた。 キャンプは、五輪経験者から技術や考え方を学び、夢を持つ 大切さを感じてほしいと同スキー場が企画した。藤森さんは取材に、「スノーボードやスキーに限ったことではないですが、何か一つ、自分が好きなことに頑張って取り組めば、いろんな道が開けてくる」と話していた。