麻生氏「戦える自衛隊に」 安保環境の変化踏まえ
自民党の麻生太郎副総裁は17日、福岡市で講演し、自衛隊の体制強化の必要性に言及した。北朝鮮の弾道ミサイル発射や、台湾有事の可能性といった日本を取り巻く安全保障環境の変化に触れ「今までの状況と違う。戦える自衛隊に変えていかないとわれわれの存立が危なくなる」と述べた。 ロシアが核攻撃に踏み切ったらアメリカはどこに報復する? 米政権内で行われていた机上演習の衝撃的な中身
自衛隊の体制強化には憲法改正が不可欠だとの考えを表明。「残っている問題はたくさんあるが、現実的なものにすることが政権与党の仕事だ」と強調した。 統一地方選前半戦の道府県議選で、自民が総定数の過半数を確保したことを念頭に、防衛費増額や反撃能力(敵基地攻撃能力)保有の方針が国民に受け入れられつつあるとの認識も示した。 防衛力強化の取り組みが岸田政権下で実現したとして「岸田文雄首相は安倍晋三元首相にできなかったことをしている。リーダーシップは安倍氏よりある」と語った。