「小寒」寒風の中、桜島大根収穫ピーク 7日以降大雪も 鹿児島県内
鹿児島県内は7日から9日にかけて今季一番の寒気が流れ込み、県本土で大雪の恐れがある。鹿児島地方気象台は積雪や路面凍結による交通への影響、農作物の管理に注意を呼び掛けている。 【写真】寒風の吹く中、桜島大根の収穫作業をする農家=鹿児島市桜島藤野町
二十四節気の「小寒」で寒の入りの5日、鹿児島市桜島地区では、農家が桜島大根の収穫に追われていた。大野学さん(77)=同市桜島白浜町=は、丸々と育った大根を畑から引き抜き、水洗いした後、トラックに乗せて出荷。「寒くなればなるほど、大きくて質の良い大根になる」と話した。 気象台によると、7日から8日にかけて九州南部の上空1500メートルに氷点下10度の寒気が流れ込み、9日まで大雪となる可能性がある。風も強まり、海上はしけが予想される。年末から年明けにかけての寒波より勢力は強まる見込み。