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【トップ6総括:リヴァプール】ケチのつけようがない

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J SPORTS

素晴らしいシーズンだった。32勝3分3敗はケチのつけようがない。優勝決定後は少しだけ気が緩んだものの、ことさらに大きく取り上げるのは無粋というものだ。

リヴァプールは強かった。攻守のすべてが連動し、対戦相手を圧倒しつづけた。アリソン、ファビーニョ、ジョエル・マティプが戦線離脱に追い込まれても、アドリアンが、アレックス・オクスレイド=チェンバレンが、ジョー・ゴメスがその穴をカバーして余りある大活躍。戦術理解度と実行力の成せる業であり、そう簡単にマネできる芸当ではない。

また、トレント=アレクサンダー・アーノルドとアンドリュー・ロバートソンの充実も、勝因のひとつに挙げられる。

ビルドアップ能力と戦術眼にすぐれた両サイドバックを経由しながら、リヴァプールは多くのチャンスを創出していた。彼らはサディオ・マネとモハメド・サラーのスピードと俊敏性を最大限に活かすため、相手DFとGKの間や最終ラインの手前に弾道の低い高速クロスを正確に配した。上背のないふたりにハイクロスは無用の長物である。

仮にクロスのタイミングが若干ズレ、相手ボールになったとしても、ロベルト・フィルミーノが瞬く間にボールを奪い返す。9ゴールに終わったとはいえ、絶妙のポジショニングでスペースを生んだり、中盤まで降りていってビルドアップに絡んだり、データに現れない貢献度も非常に高かった。この男を軽視してはならない。

また、勝利への執念が感じられる試合も少なくなかった。8節は後半の追加タイムにジェイムズ・ミルナーがPKを決め、粘るレスターを突き放している。11節のアストンヴィラ戦は残り3分から2-1と逆転し、27節のウェストハム戦も、マネの決勝ゴールは81分のことだった。

この、決してあきらめない姿勢は、ユルゲン・クロップ監督が5年かけて注入した強みである。就任当初のリヴァプールはどちらかというと淡白で、あっさり負けるケースもしばしばあった。

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