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愛☆まどんなが個展「ひあたりのわるいへや」を開催。見どころは青色で描かれる物憂げな少女の顔

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美術手帖

 美少女をモチーフに様々なアートワークを展開してきた加藤愛(愛☆まどんな)。加藤は1984年東京生まれ。2004年に美学校で会田誠のバラバラアートクラスを卒業後、07年より「愛☆まどんな」としてライブペインティングなどのパフォーマンスを開始した。  その活動は、作品展示のほか、ライブ・ペインティング、またアイドルグループの衣装やアートワーク、ヴィレッジヴァンガードとのコラボグッズまで多岐にわたる。19年には、 自身初の漫画『白亜』(株式会社STOKE)を出版するなど、近年さらに表現の幅を広げている。  多彩な制作のベースは幼少期の記憶。加藤が幼い頃に惹かれた少女たちの体は、憧れか性的か、未だ曖昧な境界線に存在しながらも、加藤のなかに鮮烈な記憶として留まり続けているという。加藤はコンプレックスとストレスに陥った少女時代、女神のような存在でもある「美少女」を、自分自身を応援するために描き始めた。そしてデビュー以降、今日に至るまで「美少女」を自分の感情を代弁する究極のモチーフとして一心に描き続けている。  その加藤の個展「ひあたりのわるいへや」が、東京・市ヶ谷のミヅマアートギャラリー で開催される(6月24日~7月18日)。本展は、画面いっぱいに少女の顔を描くシリーズ「彼女の顔が思い出せない」を中心に展開。本シリーズは、「目を閉じると自分がどんな顔をしていたか思い出せない」ような自分の顔をどこか遠くに感じた体験を機に、いまの自分と向き合うために14年に制作を始めた作品だ。  20年3月、新型コロナウイルス感染拡大の影響により開催中止となった「アートフェア東京 2020」に参加予定だった加藤。アートフェアで展示予定だった作品が行き場をなくして部屋の片隅に置かれている姿が、いまの情勢を表しているように感じ、本展のタイトルを「ひあたりのわるいへや」としたという。  本展に向けて新たに制作された最大サイズの《彼女の顔が思い出せない》(2020)は、青色のみで描かれる。ウイルスという見えない敵が横行する不安で憂鬱な現況ともリンクするように感じられるだろう。

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