小倉智昭さん 業界関係者が“経営する焼肉店”にこぞって来店した「“小倉詣で”の真相」
フジテレビ朝の情報番組『とくダネ!』などでキャスターを務めた小倉智昭さん(享年77)が12月9日、亡くなった。’16年に膀胱がんであることを公表し、’18年に膀胱全摘手術を行い、長らく闘病生活を続けてきた。 【モテる男はかっこいい】すごい!'14年8月に若い女性とジャズクラブから出てきた小倉智昭さん 小倉さんを知る人物は 「1ヵ月半ほど前に会ったときは『まだまだ生きるから!』と元気に話していました。足元はおぼつかず、歩くスピードもゆっくりでしたが、顔色は良かった。まさかこんなに早く亡くなるなんて……」 と絶句。 ◆最期は家族に見守られながら自宅で 関係者によれば、11月中旬に入院したものの、12月4日に医師から 「治療の手立てがない」 と宣告され、同6日に自宅に戻っていたという。 後輩の“がんサバイバー”笠井信輔アナは情報番組内で、小倉さんと亡くなる2日前に電話したと明かし 《もう先生に『頑張らなくていいですよ』と(言われた)。それで(小倉さんが)『もう諦めたんだよね』って話をされて。声が枯れていて、非常に弱々しかったんですよ》 と述べた。 小倉さんの公式サイトによると 《先月に入り強い腰痛を訴え検査したところ、骨盤、腰椎および髄膜に転移がみられました。今月に入り体調が急変し、昨日家族に見守られながら自宅にて息を引き取りました》 という。 小倉さんといえば、キャスターとして、忖度なしの物言いで人気を博した。テレビ局関係者は 「『とくダネ!』のオープニングトーク、あれは本当に小倉さんの“出たとこ勝負”のアドリブ。打ち合わせ段階でも『こんなこと言いますよ』とは言わない。スタッフはヒヤヒヤでしたが、ファンも多かった」 と回想する。 面倒見も良かった。コブクロや絢香など、小倉さんの猛プッシュを受けてブレークした人も多い。 ◆『とくダネ!』に出演するとCDが売れる 「コンサートにも必ず駆け付け、公演後の楽屋や打ち上げにも足を運んでいた。小倉さんの元には自然と人が集まっていましたね」 とは音楽関係者。 小倉さんに気に入られれば、番組で取り上げてもらえる――。 そんな“下心”を持った音楽関係者や業界人は、当時小倉さんが経営していた焼き肉店に通い、大金を落としていったという。いわゆる“小倉詣で”というやつだ。 「これも小倉さんが『おまえら店に来いよ』と言ったわけではありません。ただ、小倉さんに少しでも食い込みたい業界人が飲み食いし、『こないだ20万円も使ったよ』などと吹聴したため、そこに尾ヒレがついて本来とは違った感じで広がってしまった。 まあ、小倉さんが自分のお店で大金を使ってくれたからって、贔屓したなんて聞いたことないですけどね。ただ、『とくダネ!』で取り扱ってもらえれば、裏番組の日本テレビ系『スッキリ』に出演したときと比べても、全然CDの売り上げが違った。それだけ『とくダネ!』に自分のところのミュージシャンなどを出演させようと、業界関係者は必死だったのは間違いないですね」(同・音楽関係者) 容態が急変するまで現場主義を貫いた小倉さん。多くのミュージシャンや芸能人から数多くの追悼コメントが寄せられていることが、どれだけ愛されていたかという証だろう――合掌。
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