渋野日向子、1打及ばず予選落ちもショット手応え 次戦はハワイ「ビーチでたそがれたい」【米女子メジャー開幕戦】
◇2日 女子メジャー第1戦 ANAインスピレーション第2日(米カリフォルニア州、ミッションヒルズCC) 渋野日向子(22)=サントリー=は2バーディー、4ボギーの74と落とし、通算2オーバーで72位。カットラインに1打及ばず予選落ちした。7人出場した日本勢で決勝に進んだのは3人。河本結(22)=リコー=と笹生優花(19)=ICTSI=が通算4アンダー、首位まで5打差の12位。畑岡奈紗(22)=アビームコンサルティング=は通算イーブンの44位。ツアー未勝利の21歳、パティ・タバタナキット(タイ)が通算9アンダーに伸ばしてトップを守った。 ◇ ◇ ◇ 2年前の全英女王として乗り込んできた渋野だが、1打足りず予選落ち。昨年51位に終わった無念は晴らせなかった。さぞ悔しがっているだろうと思いきや…。 「内容を考えると、すごく成長しているところはたくさんあった。今年(日米合わせて)5試合して、ショットは一番よかった。ドライバーもすごく振れていた。距離も思っているより飛んでいた」と、威勢のいい言葉がぽんぽん飛び出した。 フェアウエーを外したのは2回だけ。ボギーのほとんどは寄せがいまひとつ決まらなかったから。「ぼろが出てしまったなぁ。グリーン周りは私の技量じゃ無理! なかなか日本にはない芝の長さだし。みんな子供のころからやっているからできるのか。でも、私もできないことはないと思う」と、あくまで前向きだ。 日本からの5連戦はこれで終わり。だが、6月までの米ツアー遠征は初戦が終わったばかり。1週休んで、次はハワイでのロッテ選手権に向かう。渋野はプライベートも含めてハワイに行ったことがなく、「初ハワイ。めちゃ楽しみ。とりあえずビーチで何も考えずにたそがれたい。試合も頑張ります」。しばし休養して再起動する。
中日スポーツ