中古のロールス&ベントレーはいくらで買えるのか?怖いもの見たさで老舗に突撃してみた
今回お邪魔するのは、創業1989年、ロールス・ロイス&ベントレーの専門店として、希少コレクターズカー、戦前のヴィンテージカーも取り扱う東京都調布市の「シーザートレーディング」。格式と威厳に満ちた超絶ブリティッシュカーの世界を中年ふたりが探訪。愛好家垂涎の名車(しかも重鎮)たちにワクワクとドキドキが止まらない! 【映像】この記事のロールスロイス&ベントレーの動画を観るならこちらから 出迎えてくれたゴールドが眩いスピリット・オブ・エクスタシーを纏った1991年式ロールス・ロイス コーニッシュ3に始まり、「新しすぎて勉強させていただいている」と販売担当の安藤さんが謙遜する2007年式ベントレー アズール。 そして、希少な1996年アストン マーティン V550や1993年式の最終ダイムラー ダブルシックスなどが所狭しとズラリ。しかも、同店で最も価値のあるベントレー、泣く子も黙る戦後の傑作1955年式ベントレー Rタイプコンチネンタルと、1926年の馬車時代の面影を残すファントム1には中年兄弟も感嘆のため息が漏れるばかり……。それに超絶希少なファントムVのPV23が2台も鎮座するからして、歴史の重さを感じざるをえない。 しかも、アート的価値を纏ったモデルたちは、いずれも内外装のコンディションは申し分なし! 名物ブログでお馴染みのシーザートレーディングの宮本代表が選りすぐりかつ自信を持った状態でしか売りたくない、という心意気からだ。 恒例企画の『中年ふたりを試乗させてください』では、走る応接室こと1964年式のベントレー S3に同乗体験。「普段の道がこんなにも違って見える」ものかと、魔法の絨毯の乗り味をショーファー気分で体感させていただきました。 “売ったクルマがまたお店に戻ってくる”という良縁を繰り返し、「一時預かり人」として、後世にクルマを残すお手伝いをしているシーザートレーディング。「こんなこと聞いたら恥ずかしいのでは? ということまで、どんどん聞いてください」とは販売担当の安藤さん。旧き良き時代の、本物のロールス&べントレーを中心にクルマ人生を謳歌したい方はぜひ! Text:ダニエル利樹