J1清水で12年間プレーのGK西部洋平、J3富山に完全移籍…リーダーシップあふれる40歳「完全燃焼して引退したい」
J1清水エスパルスは12日、GK西部洋平(40)がJ3カターレ富山へ完全移籍すると発表した。 西部は帝京三高から1999年に浦和レッズへ入団。2004年にJ1清水へ移籍し、湘南ベルマーレ、川崎フロンターレを経て、20016年には清水に再び加入した。その後、相次ぐ負傷で出場機会には恵まれず、昨季もリーグ出場は1試合。それでも、持ち前のリーダーシップでチームメートを鼓舞し、指導者、フロント陣に高く評価されていた。 移籍に際し、西部はクラブを通じて「最後は清水エスパルスで引退したいと思っていた気持ちがありましたが、去年はどうしても不完全燃焼だったこともあり、たくさん悩みました。そして、とにかく完全燃焼して納得して引退したいという気持ちの方が強く、今回の決断に至りました」とコメント。その上で「プロに入り22年、その内の半分以上となる12年間を清水エスパルスでプレーさせて頂きありがとうございました。サポーターの皆さんには、どんな時も共に戦って頂きました。皆さんの応援や叱咤激励が自分の成長に繋がり、今があると思っています。本当に本当にありがとうございました。チームは離れますが、僕の気持ちが清水エスパルスを離れることはありません」などと謝意を示した。 なお、2015年からJ3で戦っている富山は、J2復帰を目指して昨季までJ3藤枝MYFCを指揮した石崎信弘氏(62)を新監督に招へいしている。