【バレー】ブリリアントアリーズジュニア・藤岡智恵美監督「可能性は誰にも決められない」、西澤紗希さん「一人のプレーヤーとしてコートに立たせてもらっています」
――ところで藤岡監督がジュニアを指導しようと思った経緯は? 藤岡:「未来があるってこんなに素晴らしいことはないな」って思っていて。 自分自身、すごく怒られたり苦しい思いをしてバレーボールを続けてきました。ただ、現役から一度離れて考えてバレーボールをした時にすごくバレーボールが楽しくなって。そこでまた一段プレーが上手くなったという経験をしています。 考え方とか心の持ち方でこんなにも人間って可能性があるんだなって。 小さい時から怒られたり威圧的に指導を受けて潰れてしまうのは本当にもったいない。 自分の経験とこれから学んでいくことを融合して、子どもたちと一緒にバレーボールができたら…選手たちもどんどん大きく伸びていくかもしれない。自分自身まだまだ勉強中なんですけれども、そういった希望があって今ジュニアの指導をさせてもらっています。 ――以前からジュニアの大会は開催されていましたが、今年は各SV・Vチームが下部組織を次々と立ち上げたことで注目度も高まりました。やはり試合の機会は大事ですね。 藤岡:アリーズジュニアは今年からヤング連盟に加入をしました。長野県ヤングはこの後、冬のリーグ戦も開催が決まっていますし、各地区の大会にも積極的に参加をして2チーム出せるときは2チーム出してたくさんの試合経験を積ませてあげたいなと思っています。 3年生も3月末まで活動できる子は一緒に試合経験を積みながら練習もやっていきたいですね。 ――ジュニアの子たちに期待していること、伝えたいことは? 藤岡:自分の可能性というのは誰にも分かるものじゃない、誰にも決められるものじゃないと思っています。 人に言われることだけではなくて、「自分がこうなりたい」とか「もっとこうしたい」という気持ちを大切にして欲しいですね。 たくさんの手段…指導者も環境も全てを使ってどんどん今の世界を飛び越えていって欲しい。バレーボールはそのひとつのきっかけであれば良いと私は思っています。 自分の限界を自分で決めずに大きく成長していってくれれば、と。 ただ、怪我だけには本当に注意しなければいけないので、体づくりにはすごく力を入れてやっています。アップの時間を30分以上取ってトレーニングをしています。 体も心も壊さずに輝いて欲しいなと思います。 ――西澤選手から今後の抱負を。 西澤:アリーズジュニアでの活動も残りあと半年くらいになってしまいますが、後輩にポジションを取られない気持ちで頑張ります。どんなときも絶対に諦めない気持ちで、最後までここで力をつけていきたいです。