熊本県内3人死亡、計32人に 新型コロナ、86人感染
熊本県と熊本市は9日、新型コロナウイルスに感染した熊本市と芦北町の男性3人が死亡したと発表した。県内の感染者の死亡例は計32人になった。新たな感染確認は86人となり、県内での感染確認は計2368人(うち熊本市1362人)。 死亡者のうち、熊本市は、南区の介護老人保健施設「白藤苑」の入所者の90代と、通所サービス利用者の70代の2人。同施設関連の死者は12人になった。芦北町の1人は70代。 クラスター(感染者集団)が発生した山鹿市の特別養護老人ホーム「あいさと」では、新たに職員16人の陽性が判明。計32人(職員18人、入所者14人)に拡大した。 山鹿市の医療機関が患者の感染を受け、定期的に通院する他の患者のPCR検査を実施したところ、同市内の40~70代の男女計4人の陽性が判明した。 熊本市は10歳未満~100歳代の男女41人の感染を確認。このうち100歳代女性と60代男性は、クラスターが発生した中央区の水前寺とうや病院の入院患者。クラスターは計13人(入院患者8、職員5)に増えた。
8日に感染が判明した熊本市の20代女性は、クラスターが発生した宇城市の接待を伴う飲食店「ピーチツリー2 熊本松橋店」の従業員と判明。クラスターは計8人(従業員7、利用客1)になった。 熊本市教育委員会は9日に陽性が判明した南区の50代男性は隈庄小の教職員だったと発表。学校関係者に濃厚接触者はいない。 新規感染者86人の内訳は、熊本市41、山鹿市16、八代市4、玉名市、菊池市、合志市各3、宇城市、和水町、菊陽町、御船町、益城町各2、荒尾市、水俣市、上天草市、嘉島町、東京都、鹿児島県各1。(中原功一朗、志賀茉里耶) ◇熊本県内の新型コロナウイルス感染状況一覧◇ ※集計時間が異なるため、記事とは人数が違う場合があります。