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MLBが本日開幕!日本人投手の変化球を分析!大谷・ダルビッシュらの決め球の秘密とは!

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Baseball Geeks

ついに開幕したメジャーリーグ(以下、MLB)。 開幕直前のおさらいということで、MLBでプレーする日本人投手たちのトラッキングデータを用いて、各投手の球質をみてみよう。 今回は「変化球編」と題して、全投手が投じたスライダーと落ちる系の球種(スプリット・チェンジアップ)について比較していく。

ダルビッシュ・大谷の「ブーメランスライダー」

まずは、全投手が持ち球としていたスライダーの変化量について見ていく(図)。 後ろの数字は4シームとの球速比(球速%)で、数値が高いほど4シームとの球速差が小さく、低いほど球速差が大きいボールであることを表す。 ダルビッシュ(カブス)と大谷(エンゼルス)は低速でスライド成分が大きく、横曲りの大きないわゆるブーメラン系のスライダーといえる。対して菊池(マリナーズ)は高速かつ変化が小さなカット系のスライダーであった。 投球の3割以上を占める田中(ヤンキース)や前田(ツインズ)のスライダーは、意外にもMLB平均に近い変化であった。しかし、彼らのスライダーは球種内での変化の幅が非常に大きい。打者を見てスライダーで強弱を付けられるのが強みである。

落差が大きい大谷と高速な田中のスプリット

続いて、落ちる系の球種であるスプリットとチェンジアップの変化量について見てみていく(図)。田中・ダルビッシュ・大谷・平野(マリナーズ)のスプリットと、前田・菊池のチェンジアップを比較した。 落差の大きさで目立ったのは大谷・平野である。2人のスプリットはストレートに対して真縦に大きく落ちるような球質で、非常に空振りが奪いやすいボールである。また、田中のスプリットは球速95%と超高速に沈むため、手元まで速球と見分けをつけるのが難しい。代名詞として長きにわたり威力を発揮している秘密の一つがこの球速であろう。 前田のチェンジアップはスプリットのように大きく沈む変化が特徴である。MLB挑戦後年々落差が大きくなっており、今シーズンも空振りを量産するだろう。対して、菊池のチェンジアップは落差が小さい。落として空振りを奪うのではなく、緩急をつけて打者のタイミングを崩すような役割を果たしているのかもしれない。

様々な変化球で勝負する日本人投手に期待!

今回は「変化球編」と題して、MLBで活躍する日本人投手のスライダーとスプリット・チェンジアップの「球質」について比較した。今シーズンはダルビッシュ・田中ら経験豊富な投手たちだけでなく、大谷の復活や新加入の山口俊(ブルージェイズ)と楽しみな話題も多い。 60試合と例年の半分以下の試合数ではあるものの、MLBでの日本人投手たちの活躍に期待したい。

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