朗希だけじゃない…最強の「佐々木」5人(4)「メジャーに一番近い男」と言わしめた逸材
千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が、4月10日オリックス戦で史上16人目となる完全試合を達成した。さらに1週間後の17日(日本ハム戦)の登板でも、8回102球の完全投球を継続し、あの日からまだ一度も走者を出していない。 【表】パ・リーグ最強打者ランキングトップ10の移り変わり これまでの完全試合を振り返ると、達成した偉人の名前には「佐々木」投手が3人いた。今回はそんな「佐々木」姓にフォーカスし、これまで球界に名を轟かせてきた5選手を紹介する。
「3割20本」打てる俊足強打
佐々木誠(ささきまこと) 生年月日:1965年10月3日 出身:岡山県出身 身長/体重:181センチ/85キロ 投打:左投左打 経歴:水島工高-南海ホークス(1984-1988)-福岡ダイエー(1989-1993)-西武(1994-2000)-阪神(1999-2000)-ソノマカウンティ・クラッシャーズ(2001) 数々のタイトルを獲得し、記録にも記憶にも刻まれるプレーを残してきた佐々木誠。現在、横浜DeNAベイスターズの佐野恵太は甥にあたり、親族揃って首位打者を獲得している。 1983年に南海ホークスからドラフト6位指名を受けて入団。高卒2年目から54試合に出場するなど、早いうちから一軍の水に慣れると、4年目には自身初の2桁本塁打(11本)に到達。打率.288のハイアベレージで「1番・中堅」に定着し、21歳の若さでレギュラーを掴んだ。 プロ8年目の1991年には打率.304で初めて打率が3割を超え、1番打者ながら自身初の20本塁打に到達する21本塁打を放った。「3割20本」打てる俊足強打の選手として1番に座り、1992年には首位打者(打率.322)と最多盗塁(40盗塁)を同時に獲得。走攻守の三拍子揃ったホークスのリードオフマンとして輝いた。 翌1993年オフ、秋山幸二、渡辺智らタイトルホルダー含む3対3の大型トレードで西武へ移籍。西武時代には2度目となる最多盗塁、自己最多の84打点をあげるなど移籍先でも数年にわたって活躍したが、慢性的なけがに悩まされ、1998年オフに金銭トレードで阪神に移籍。2001年に現役を引退した。 現在は鹿児島城西高校野球部の監督を務めている。
ベースボールチャンネル編集部