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夫を亡くしてからの、ひとり時間の過ごし方

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ハルメクWEB

一人暮らし歴25年。料理研究家・清水信子さんに学ぶ

明るくユーモアあふれる人柄で、テレビなどで人気を集めている料理研究家の清水信子さん(77歳、取材当時)。ひとり暮らし歴25年、「一人」を楽しむレッスンを、暮らしの中で自然に取り入れていらっしゃる清水さんから、そのコツを学びます。

25年前に夫をがんで亡くし、約3年落ち込みました

「私は結婚するまで4人きょうだいの家族の中で育ち、一人になるということがなかったんです。子どもがいないので、51歳で夫を亡くして“一人”になり、窓から家族連れの姿を見掛けると、パッとカーテンを閉めたりして、孤独を感じていました。家にいてもすべてに夫との思い出があり、何をしたらいいかわからなかった。 でも何かをしなくてはいけないという気持ちはあって。出版社の方が料理の本を作ろう、と声を掛けてくれ、夢中で作りました」 と、清水信子(しみず・しんこ)さんは振り返ります。 仕事に熱中し続けるうちに、「人間は適応していくものですね。妹2人は心配してくれましたが、なるべく頼らず、背すじを伸ばして生きていきたいと思うようになりました」

困ったことを乗り越え、徐々についた「一人力」

今は一人暮らしベテランの清水さんですが、時には困ったり、落ち込んだりすることもあるそう。そのたびに「一人力(ひとりりょく)」が鍛えられていると語ります。 「夫は大工仕事などが得意だったので、一人は何かにつけて不便で。例えば、年齢とともに缶詰やビンのふたが開けにくくなりました。でも便利グッズがいろいろあるから、雑貨店で見掛けると買っておくの。セールスに困ったときは、玄関近くにドーベルマンの声が出るスピーカーを置いて、“猛犬注意”の貼り紙をしたら効果抜群でした」 また、一人暮らしで困るのは、体調を崩したとき。「私は食べることが好きだから、具合が悪くても食べられなくなるってことはないの(笑)。リンゴのすりおろしたものはどんなときも食べられるから、リンゴは年中切らしませんし、すっぽんスープの缶詰など簡単に栄養を取れるものも常備しています」 毎日、時間を決めて3食バランスよく食べているのも元気の源だそうです。そして信子さんといえば、“万能だし”。「だしを飲むの? と驚かれますが、疲れたとき飲むだけで元気が出るのよ」 ■清水さんの万能だしの作り方 鍋に水1L、昆布12g、かつお節12gを入れ、中火にかける。 煮立つ直前に火を弱め、3分煮る。火を止めて3分おいて昆布を取り出す。大きめの茶こしでこして、器に入れる。 すぐに塩少々を加える。 氷水をはったボウルなどに器を入れて冷まし、冷蔵庫へ。2~3日保存もできる。

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