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<佐賀大雨>戸ケ里漁港(佐賀市川副町)に土砂堆積 豪雨影響、船出られず

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佐賀新聞

 佐賀市川副町の早津江川にある戸ケ里漁港付近に、中州のように大量の土砂が堆積している。少なくとも2カ所で堆積し、大潮の干潮時には長さ約500メートルの陸地ができるときもある。7月上旬の九州豪雨で増水した筑後川上流から流入したとみられ、漁業者は「これでは船が出せず漁ができない」と困惑している。  土砂が確認されたのは、戸ケ里地区と大詫間地区にある戸ケ里漁港付近。戸ケ里地区では川の中央付近から岸の潟土の部分にかけて約500メートルにわたって堆積している。大詫間地区では船をつなぐ係船柱の周辺に50メートル以上の堆積物がある。  県有明海漁協南川副支所の川瀬昌広支所長が20日、干潮に合わせて戸ケ里漁港に漂着したごみの状況を確認しようとしたところ、普段はない陸地が川の中にあるのに気づいた。川瀬支所長は「目を疑った。こんなことは初めて」と話す。  早津江川は筑後川の支流で、佐賀市は一連の記録的な豪雨で筑後川が増水した際、流れ込んだ土砂とみている。豪雨以降、初めての大潮で干潮になったことで、堆積が判明した。  盆明けには、ノリ漁に向けた漁場の作業が始まる予定。川瀬支所長は「現場より上流に約40隻の漁船が停泊しているが、この状態では仕事はできない」と戸惑う。航行を妨げ、さらに上流の早津江地区の漁業者にも影響が及ぶ恐れがあるとみている。漁港を管理する市は早急に土砂を除去する考えを示しつつ「船を泊める場所は毎年しゅんせつしているが、今回の地点では河川管理者である国との調整が必要」と説明している。国土交通省筑後川河川事務所の諸富出張所は「土の量や原因などがまだ確認できていない。佐賀県や市と今後の対応を協議したい」と話す。

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