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娘を“第2の勝間和代にする”とエリート夫。謎の教育パパ化に妻は「別れたい…」

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女子SPA!

 高収入なのに、妻子に自分の給料を使わせたくない夫が増えている――。そう指摘するのは、1992年「離婚110番」を開設してから、夫婦問題のカウンセリングも担う澁川良幸さんです。

親の要求が「いい学校へ行け」だけじゃなくなっている

 澁川さんは、ある妻からこんな相談を受けました。半端なエリートの夫が、高校生の娘に「経済的な自立を学ぶ、教育の一環」という名目で、連日アルバイトをさせるとか。さらに、「娘を第2の勝間和代(経済評論家)にする」と言い出し、株式投資を教え込んでいるといいます。子育て方針の違いで、夫婦は離婚危機に…。  子供を“今風のビジネスエリート”にするために、「いい学校へ行け」というだけでなく、英語やプログラミングなどを学ばせてスケジュール漬けにする親が出現しているという話があります(おおたとしまさ著『ルポ・教育虐待』)。「いい大学を出れば一生安泰」ではなくなっている今、子供への要求がますます増えていると。  この夫も、そうなのでしょうか。  澁川氏への取材をもとに、この夫婦のケースを再現しました。

高校生の娘に、株式投資を教えこむ夫

「去年、高校に進学した娘に、夫が株式投資を教えるようになりました。しかも、娘の学習塾代を『自分で稼げ』といって、娘に週6日ぐらい喫茶店でバイトをさせているんです」  そう憤慨するのは、関西の地方都市に住む藤川真由子さん(仮名・35歳)です。 「娘は友達と一緒にショッピングしたり、遊びに出かけたいはずですよ。そういう年頃なんですから。ところが、夫は娘に、塾代を稼くように命じるのです。平日は下校してから塾までの間、土日はお昼から夜8時までバイト。おかげで娘は、学校と塾とバイトでへとへとになっています」(真由子さん、以下同)  真由子さんが反対しても、ゆずらない夫。その夫の言動は、単なる「ケチ」ではないことがわかってきた、と真由子さんは言います。

東京の大企業から地元に移って、夫が変になった

 真由子さんの夫は、地元の進学校を卒業後、ストレートで東京の国立大学に入学したそこそこのエリート。高校時代からつきあっていた真由子さんが19歳で妊娠すると入籍、学生結婚でした。 「私は子育てをしながら夫とは別の大学に通いました。育児に専念したかったので、卒業と同時に専業主婦に。夫は卒業後、一部上場企業に入社したので、親子三人で東京で暮らしていました」  ところが2年前に、夫が家業を継ぐことになり、関西の実家に一家で戻ってくると、夫が一変したのです。 「家業は中規模の地場企業で、夫は将来の後継者として取締役で入社しました。ところが東京の一部上場企業に比べて、規模もビジネススタイルも刺激も、全然ちがいます。夫は、暇だといって在宅で仕事をするようになって、出社は週1か週2の会議の時だけです」  夫は自分の将来がイケてないことを悟って、娘に勝手な夢を託したのかもしれません。

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