【韓国】サムスン電機、先端FCGBAに集中投資
韓国サムスングループで電子部品メーカーのサムスン電機が、次世代の高性能半導体基板であるフリップチップ・ボールグリッドアレイ(FCBGA)への投資を集中的に行っていく方針であることが分かった。 同社のパッケージ技術ソリューション事業部開発チーム長のファン・チウォン常務はこのほど開催したセミナーで、2026年までに人工知能(AI)やサーバー、ネットワーク向けの高付加価値FCBGAの割合を50%以上に引き上げる目標を明らかにした。この中でも、技術的な難易度が高いサーバー向けFCBGAに重点を置く。 FCBGAは中央演算処理装置(CPU)や画像処理装置(GPU)に適用される半導体パッケージ基板。サーバー向けのハイエンド基板は一般のパソコン向けFCBGAより面積が4倍、積層数は2倍以上の20層を超える。 サムスン電機は22年に国内で初めてサーバー用FCBGAの量産に成功。釜山市とベトナムの工場で先端のハイエンド製品を量産している。