シルエットも瓜二つ、父ディーマジェスティと“似たもの同士” 朝日杯FSのV筆頭候補とは?
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が9日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。15日(日)に京都競馬場で行われる朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】ニタモノドウシこれまでの軌跡 田井氏は複数頭をピックアップしたが、ニタモノドウシ(牡2、美浦・高木登厩舎)について、「今年の2歳世代で最も臀部の筋肉の容量が大きいのはこの馬」と解説。「馬名の由来通り、馬体は父ディーマジェスティと似たもの同士」「シルエットは瓜二つで、背中のラインからお尻の形状に関しては生き写しのよう」と口にした。新馬戦の前に馬を見た時は体形や走法から、典型的なスプリンターに感じたというが、休養を挟んだことで成長。「胴が伸び、より父に寄っていった印象です」と述べた。 とはいえまだまだ発展途上であることから、「スタートや道中の追走力ではライバルに劣るかもしれない」と指摘。それでも「推進力の源である臀部がこれだけ強力であれば、末脚比べで負けることはない」と期待した。芝が荒れている京都で行われる点を考えれば、洋芝のクローバー賞を2歳レコードで圧勝していることも大きな価値。毛ヅヤの美しさ、精神的な落ち着きも強調材料に挙げ、「輸送さえ無難にこなせばV候補筆頭」とまとめた。