新人記者・栗栖歩乃花のトレセン日記

フィーチャリングについて町田助手（右）に話を聞いた栗栖記者

　久しぶりの新馬取材ですが、以前からトレセンで見かけるたびにきれいな栗毛が目を引いていた馬がいます。その馬は和田正一郎厩舎のフィーチャリング（牡＝父ヘニーヒューズ、母バウンシーチューン）です。デビューする週に取材できるのを心待ちにしていましたが、ついに土曜中山の４Ｒ（ダート１８００メートル）に出走することが決まりました。 　この馬の良さを町田助手は「タフなところですね。この暑さでも夏バテをせず体重も減っていないです。体も丈夫ですし、そういうところを含めて頼もしさがありますね」と話してくれました。まだまだ暑さが続いていますが、それについては心配なさそう。 　性格は「まだ幼くてやんちゃです」と同助手。その幼さは特に調教で見せるようで「我が強いところがあって、嫌なことは嫌でまだ力を出し切れていないところもあります」とも。それについて和田調教師にも聞いてみると「（母の父の）ステイゴールドっぽいところはありますね。少しずつ良くはなってきていますが、うまく付き合って対処していけたら」と笑顔で教えてくれました。難しい気性を嫌と思わず、個性として受け入れていることが伝わってきました。 　そんなフィーチャリングは厩舎にいるとおとなしいそうですが、誰にでもその穏やかさを出すわけではないそうです。「下手に出ると自分がリーダーだと勘違いしてしまうので、対等か距離を保っていればなつっこく、おとなしいです」と町田助手が教えてくれました。かわいい！ヨシヨシとなでてしまうのは、この子にはあまり向かない様子。私はいつも馬を見るとかわいくて愛でてしまうので、写真を撮る前に聞いておいてよかったです。でも、写真を撮るときには、服をパクッとしてかわいい一面を見せてくれました。 「これから成長していくタイプだと思います」と話すように伸びしろは十分にありそう。まずは無事に出走して無事に帰ってきてほしいです。フィーチャリングのデビュー戦を応援したいと思います！​​​​​​​