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イソジンなどのうがい薬、妊婦などの使用は“注意”が必要。使い過ぎると「ポビドンヨード」過剰摂取の恐れ。胎児に影響及ぼす可能性も

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ハフポスト日本版

大阪府の吉村洋文知事らは8月4日、「ポビドンヨード」を有効成分とするうがい薬によるうがいによって、唾液中のウイルスの陽性頻度が低下したとする研究成果を発表した。 それ以降注目され、品薄状態となり違法が疑われる出品行為まで横行しているうがい薬。妊婦など一部の人は、使用する上で注意が必要だ。

注目されているのが、うがい薬に含まれる「ポビドンヨード」という有効成分だ。 「イソジン うがい薬」を製造しているムンディファーマ株式会社の説明によれば、「ポビドンヨード」は市販されている茶色のうがい薬や、手指を殺菌・消毒する医薬品の有効成分のひとつ。 主に昆布やワカメなどに含まれているミネラルの一種である「ヨード」と、毒性を下げ水によく溶けやすくする「ポリビニルピロリドン」という成分から作られており、強い殺菌効果でさまざまな種類の細菌やウイルスに対応できるという。 だが、人によっては注意が必要で、特に妊娠中の女性は注意が必要だ。 全日本民主医療機関連合会(通称:全日本民医連)は公式サイトで、妊娠中の女性が外用薬を使用した場合の胎児への影響について説明している。 「うがいは感染症予防に有効ですが」と前置きした上で、使用上の注意について、次のように言及している。

「妊婦さんはうがい薬に含まれている『ポビドンヨード』と呼ばれるヨウ素の成分には気を付けてください。この成分が入ったうがい薬を連用すると、普段の食事で海藻類から摂取する量よりもはるかに多くのヨウ素を吸収し、ヨウ素過剰症を引き起こすことがあります。ヨウ素過剰症は、赤ちゃんの甲状腺機能の低下につながることもあります」

うがい薬をめぐっては、大阪府と大阪府立病院機構「大阪はびきの医療センター」が8月4日、新型コロナウイルスの陽性者のうち軽症患者41人に対し、「ポビドンヨード」の成分を含むうがい薬で1日4回のうがいを実践させたところ、唾液中のウイルスの陽性頻度が低下したとする研究成果を発表。 吉村知事は「コロナが治るとは言えないが、これまで呼びかけていた唾の飛び交う空間で感染が広がるのを少しでも抑えることが期待できる」と述べていた。 また、大阪はびきの医療センターの松山晃文次世代創薬創生センター長は、「唾液のウイルスを減らすことで、家庭での身近な人どうしの感染などを減らす効果があるのではないかと期待している。数十例や数百例でははっきりとは言えないので、大規模な研究で確かめたい」と言及した一方で、「うがいをしたあと、1時間程度でウイルスの量が再び増えるケースもある。うがい薬を使って、何回もうがいをすると喉を痛める可能性もある」と注意も促していた。 吉村知事は5日Twitterで、「うがい薬でコロナ予防効果が認められるものではありません。重症化を防ぐ効果の検証はこれからです」とつづっていた。

ハフポスト日本版編集部

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