自転車に乗っている人が「警察官」に止められているのを目撃!「スマホ」を見ながら運転してたらしいけど、11月から“罰則”が厳しくなったって本当? 自転車でも罰金を取られるのか解説
罰則を受ける対象
この罰則ですが、自転車を運転する全ての人が対象になっているわけではありません。軽微な違反で交付される「青切符」による取り締まりは、16歳以上が対象となります。 16歳未満については、交通ルールに関する知識や理解度に個人差が大きいということで、青切符の対象とはせず、個別でみて違反処理がなされます。 また、重大な違反があったときに交付される「赤切符」は、14歳以上が対象となります。
そのほかの罰則と今後追加される罰則
2024年5月に可決された改正道路交通法は、2024年11月に全てが施行されたわけではありません。ほかは可決から2年以内の2026年までに施行される予定で、さらなる取り締まり強化が見込まれています。この制度は、比較的軽微な交通違反に対して、反則金を支払うことで刑事罰を回避できる仕組みです。 内容は、重大事故につながる恐れのある、100種類以上の違反が対象です。 具体的な内容としては、信号無視、踏切への立ち入り、一時不停止、傘差し運転、イヤホンをつけたまま運転、などです。 これらの取り締まりの強化は、歩行者やほかの運転者の安全を確保するために行われます。
ルールを守って安全運転を!
道路交通法の罰則が強化された背景には、自転車運転中のながらスマホや、酒気帯び運転での事故の増加があります。実際に、道を歩いていて危険な自転車運転を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。 自転車を運転をする側としては、厳しくなった罰則に窮屈さを感じるかもしれませんが、歩行者にとっては安心できる大切なルールです。 自転車は軽車両です。また、違反は見つからなければいいというわけではありません。危険行為によって歩行者を死亡させてしまうこともあるということを、今一度胸にとめ、安全運転を心掛けましょう。 出典 警視庁 自転車に関する道路交通法の改正について 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部