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出井伸之 その4(全4回) OBが口を挟む日本企業の悪弊

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週刊東洋経済
出井伸之 その4(全4回) OBが口を挟む日本企業の悪弊

いでい・のぶゆき●1937年生まれ。早大卒。60年ソニー入社。オーディオ、ビデオ事業を担当後、宣伝担当役員。95年に社長兼COO。2000年会長兼CEO。05年に退任、06年にクオンタムリープを設立。(撮影:今井康一)

<2018年6月2日号> 2005年に会長職を退くまでの道は、本当につらかった。もともと社長就任から6年ほどで身を引こうと思っていたが、結局10年も続けてしまった。 特に難しかったのは、米国を本拠地とする映画事業だった。混乱していた経営を立て直し、グループ全体でビジネスとして大きくしていくことが必要だった。当時の日本企業にとって米国企業のPMI(買収後の経営)は新たなチャレンジだった。 この難題に私と立ち向かってくれたのが、後にソニーのCEOになるハワード・ストリンガーだ。経営陣を一新し、成長のため力を尽くした。だが日本のメディアは、彼がどれだけ米国事業に貢献したのか、まったく理解しなかった。CEO時代にも彼は、ソニーの経営不振について糾弾された。だから、先日ニューヨークで会った際に彼は「僕はもう日本に行きたくない」とすっかり意気消沈していた。私は「そう言わずに、ソニーでの苦労を今の若い人に話してやってくれ」と伝えた。

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