大物家電の“寿命”は何年? 意外と知らない家電の買い替えタイミング
家電を普段、どのようなタイミングで買い替えていますか? 壊れてしまったときという人もいれば、気になる新製品が発売されたタイミングという人もいると思います。今回は、節約アドバイザーで家電製品アドバイザーでもある和田由貴さんに、SBSラジオ『IPPO』パーソナリティの原口大輝アナウンサーが聞きました。 原口:先日、突然家の洗濯機が動かなくなるというできごとがありました。壊れてから慌てないためにも、ある程度の年数が経ったものは買い替えを検討した方がいいのでしょうか。
買い替えを検討してもいい3つのケース
【1. 買い替えた方がお得になる場合】 和田:新製品の省エネ性がすごく優れていて、古いものを頑張って使い続ける方が、電気代の面で支出が増えてしまう場合。特に冷蔵庫やエアコン、あとは照明器具をLEDに換えると劇的に節約できます。そういった類のものは、まだ使える状態であっても買い替えの検討をしてもいいと思います。 【2. 安全が保証されている使用期間を過ぎている場合】 和田:家電には、あまりに長く使っていると事故が起きる可能性があるものもあります。 扇風機、換気扇、エアコン、ブラウン管テレビ、全自動洗濯機、2槽式洗濯機の6品目を対象に、長期使用製品安全表示制度というものが設けられており、これらの製品には製造年と設計上の標準使用期間が記載されたシールが貼ってあります。 標準使用期間を過ぎていた場合、ちょっと気をつけて使った方がいい、できたら買い替えを検討してもいいでしょう。 【3. 突然壊れると困る家電の場合】 和田:家電には、あれば便利なものと、ないと生活に困るものがあります。 例えば冷蔵庫の場合は後者で、壊れてしまったらなかの食品がダメになってしまいます。 ちょっと長く使っているのであれば、買い替えを検討した方がいいでしょう。冷房や暖房などの季節家電も、必要な時期に電源を入れたら壊れていたなんてことのないよう、早めに動作確認をしておくと安心です。 原口:先日量販店へ行ったときにも、「在庫限り」と言うものが結構ありました。在庫が品薄という状況が続いているんですか。 和田:製品によっては「何か月待ち」という機種もあるほどです。壊れてから慌てて買いに行ったけれど、お目当ての製品は在庫がなかったなんてパターンも十分考えられるので、すでに長く使っている、最近調子がよくないといったものの場合は早めに買い換えを検討した方がいいでしょう。