キックオフが待ちきれない! 埼玉ワイルドナイツ、連勝記録伸ばして決勝進出なるか。 クボタスピアーズ船橋・東京ベイは強力メンバーで挑む。
リーグワン初代王者を決めるプレーオフトーナメントが5月21日、22日に開催される。本コラムは、22日、秩父宮ラグビー場で開催される埼玉ワイルドナイツ(埼玉WK)と、クボタスピアーズ船橋・東京ベイ(S東京ベイ)の戦いを紹介したい。
昨季のトップリーグ王者・埼玉WKは、コロナ陽性者の影響でリーグワン第1節、2節は不戦敗となったが、第3節からは14連勝と快進撃を続けている。ディフェンスで圧力をかけてチャンスを作るスタイルだが、今季は後半の勝負強さが際立っている。対するS東京ベイは昨季のトップリーグで初めてベスト4に進出した。看板の大きなFWだけではなく、今季はWTB根塚洸雅などBKプレーヤーが活躍し、試合を重ねるごとにチーム力を上げている。
両者は第16節(5月7日)に対戦し、終盤まで拮抗した展開だったが、最後に埼玉WKが突き放し、35-14で勝利した。過去の対戦成績で見ると、埼玉WKがS東京ベイとのリーグ戦で11連勝中。平均で21点差をつけて勝利している。
しかし、S東京ベイの今回のメンバーは強力だ。5月7日から先発15名で4名の交代がある。パワフルなLOヘル ウヴェはリザーブに回り、身長205cm、体重120kgのルアン・ボタが先発復帰。デーヴィッド・ブルブリングと南アフリカ出身のLOコンビを組む。このほか、突破力あるFLトゥパ・フィナウ、オーストラリア代表SOバーナード・フォーリー、ニュージーランド代表CTBライアン・クロッティが復帰。インパクトプレーヤーのPRオペティ・ヘル、ジョージア代表のHOジャバ・ブレグバゼもリザーブに入り、HOマルコム・マークス以外は怪我を抱えていた主力選手が戻ってきた。この強力メンバーの中で、ルーキーのWTB木田晴斗が先発するのはポテンシャルの高さがうかがえる。